建売住宅

私が建売住宅をやめた理由は耐震性が低いわけじゃないけど高くないため

2018/07/13

以前もわたしが建売住宅をやめた理由という記事を書きました。

結論としては、コストパフォーマンスを重視するうえで建売住宅は特別安いわけではないという結論です。

いいものを建てたほうが長持ちするし、たとえばZEHの補助金やフラット35Sの優遇金利を受けられます。

それでも注文住宅のほうがイニシャルコストは少し高いですが、ランニングコスト、トータルコストで見れば同じくらいにはなりそうです。

それならいいもの買った方が楽しいですよね。今回はコスト面ではなく、家の性能についてお話ししたいと思います。

建売住宅は耐震性の低さがネック

建売住宅は耐震等級1がほとんど

低い、と書いていますが、注文住宅と比較すると低いものが多いです。

耐震性には『耐震等級』という基準があり、耐震等級1〜3の段階があります。

建売住宅は基本的に耐震等級1です。

一方、注文住宅はほとんどのハウスメーカーで耐震等級3です。

建売住宅を考えていた頃、耐震等級の高い建売はないものかと探していましたがほとんど見つけることはできませんでした。

耐震等級1だからといって地震で倒壊するということはないと思います。

しかし、地震の多いこの国、この時代だからこそ、耐震等級は必要以上にあってほしかったんです。

一生に一度しか買えないものだから途中で破損されては困りますよね。

耐震等級3”相当”という名の耐震等級1

これはショックです。

広告では耐震等級3『相当』と書いてはいますが、中身は耐震等級1でした。

他にも『制震装置搭載』などと書いていますがこれも耐震等級1です。

わからない人だと、

  • 制振装置って何?
  • よくわからないけど、ないよりはマシだろう!
  • ほんの少しでも地震に強くなればいいや!

と、なんとなく安心して買ってしまいそうですよね。

耐震等級3相当でも耐震等級1で申請されているのであれば耐震等級は1です。

だいたいのものが『XXメーカーも使っています!』的なものを、ただ使っているだけで耐震等級3相当としています。

『大手ハウスメーカーからいいものを持ってきてくっつけました、なので耐震等級3相当です!』、という感じがしますね。ただ取り付けただけなのかもしれない…。どれだけ地震に強くなったのかは不明。

耐震等級1というのは地震に耐えられないのか?

地震速報です…

地震には十分耐えられる

さて、建売住宅は耐震等級がだいたい1であるということは理解していただけたかと思います。では耐震等級1というのは地震に耐えられないのでしょうか?

耐震等級1というのは数百年に一度の大地震が起きても家が倒壊しない、というのが基準です。耐震等級2は耐震等級1.25倍の耐久性で、耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐久性です。

耐震等級については下記の記事に詳しく書いています。

要は、耐震等級1でも大地震に耐えられる、というわけです。耐震等級1だから地震に耐えられないわけではありません。大きな地震がきたあとの、家へのダメージの現れ方に差が出てきます。

大地震が来たらダメージが残る可能性あり

地震には耐えられますが、家にダメージが残る可能性はあります。あくまでも『倒壊しない』のが基準ですので、損壊はあるかもしれません。

倒壊と損壊の違いって何?と思われるかもしれませんので説明しておきますが、倒壊は家がぐちゃっと崩れてしまうことで、損壊は家にヒビ・亀裂が入るといったことです。

つまり、倒壊さえしなければ人命は守られるというわけです。

また、損壊は一言で損壊といってもその幅は広く、軽い壁のヒビ割れ程度で済むこともあれば、柱にダメージ、家の躯体にダメージが出てしまった場合には建て直しが必要になるかもしれません。

家が倒壊しなくても、損壊がひどければ人命は守れても人生終了です。

一生に一度の買い物だから震度7すら耐えてほしい

記憶に新しい東日本大震災。津波や地震によって多くの家が倒壊・損壊してしまいました。

家を建てたばかりなのに家を建て直す事になった人もいる、というのをニュースで見たことがあります。

『命が助かって良かったね』、と、被災していない人間からすれば思うのですが、被災者からすればもう一度家を建てなきゃならないし、倒壊してしまった家のローンも払わないといけないしで、二重ローンという苦しみが残っているのですよね。こういう大災害では保険が適用されないのです。

震度7にも耐えろ!というのがむずかしいのはわかってます。大自然の力は強大ですからね。人間は自然の力には勝てません。

それはわかっているけど震度7に耐えてほしい…耐えてくれなきゃダメなんだ…!地震で人生終了なんてことにはなってほしくない!

そういう意味でわたしは耐震等級1ではダメで、耐震等級3を探していました。

建売でも耐震等級3はある

建売は耐震等級1ばっかなのか、じゃあやめよう…と考えるのはちょっと早いです。耐震等級3の建売住宅もあるのです。

それは東栄住宅です。

東栄住宅は建売ながら耐震等級3となっています。安かろう悪かろうの建売住宅との差別化ですね。ワンランク上の建売住宅と言えるのではないでしょうか。

わたしも建売住宅を買おうと悩んでいましたが、最後まで残った建売は東栄住宅でした。結果としては希望の立地で販売されていなかったので成約にはいたりませんでしたが。

建売の中でも東栄住宅はおすすめすることができます。

おわりに

  • 建売をやめた理由の1つは耐震性に不安があったから。
  • 建売の耐震性が特別低いわけじゃない。
  • 建売の耐震等級はほとんどが『1』
  • 耐震等級1は大地震でも倒壊はしないが損壊はする。
  • 損壊して住めなくなれば人命守れても人生は終わる。
  • 一生に一度の買い物なので、高額でも大地震にも耐えられる家が欲しかった。

わたしの結論としましては、建売住宅に耐震性を求めてはいけないということです。

かといって耐震性がないというわけではないと思っています。

少なくとも大きな地震で倒壊することはないでしょう。

耐震等級が低いぶん、致命的な破損をする可能性はありますが。

地震は地域によって多い少ないがありますので、建売住宅を買うなら住む地域も含めて考えてみてください。

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