震度7の地震発生した今こそ地震に強い家を選びたい

地震-強い家

2016年4月14日 21時26分ごろ

熊本県で震度7の地震が観測されました。

家屋の倒壊といった被害もたくさん出ているようですね。

わたしは神奈川県に住んでおりますが、遠い地より被災者の方々の無事を祈っております。

今だからこそ、復興のために地震に強い家とは何かを考察したいと思います。

耐震性の高い家を建てる

家が地震に強いかどうかの指標として、耐震等級というものがあります。

注文住宅であればたいていのものが耐震等級3です。

しかし、建売住宅の場合はほとんどが耐震等級1となっています。

耐震等級は下記のようになっています。

  • 耐震等級1:数百年に一度発生する地震力に対して倒壊・崩壊しない程度
  • 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強さ
  • 耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強さ

ざっくり例えると、耐震等級1の場合、大地震が来ても倒壊することはないと思います。

ただし、今後住むことができなくなるような致命的な破損をする可能性があります。

耐震等級3になれば、大地震が来ても倒壊することはなく、その後も住み続けることができる可能性が高いと思っています。

建売は家の価格が安いから仕方がないと割り切るか、家は一生ものなので注文住宅で耐震性の高い家を建てるか。

免震性のある家を建てる

地震の揺れを免れる家です。

建物と基礎の間がゴムで支えられています。

地震で揺れが発生しても、ゴムが揺れを吸収するため、家自体はさほど揺れません。

この免震構造を持った家は一条工務店のセゾンというタイプで、オプションとして対応可能です。

わたしも実際に工場見学で免震構造を体験してみました。

その結果、揺れ自体は本当に小さくなりました。

わたしはi-cubeというタイプの家を建てており、オプションとしては対応できなかったため採用できませんでしたが、対応できるなら採用していたオプションでした。

地震に強い土地を選ぶ

土地によって揺れの大きさや地震の頻度は異なります。

以前記事にもしましたが、まずは過去の地図を見て田んぼや畑でないかをチェックします。

次に、市が発行しているハザードマップを確認します。

  • 液状化マップを見て、液状化が予想される土地でない。
  • 洪水・浸水マップを見て、その対象でない。

上記のことを確認しましょう。

たとえば、わたしが以前住んでいた平塚市だと下記資料を発行していました。

平塚市洪水ハザードマップ

次に断層マップです。

近くに活断層がないかをチェックします。

山際などは特に断層に注意してください。

都市圏活断層図について|国土地理院

地盤が良いとされる土地は、台地と言われています。

わたしは厚木基地・飛行場近くに住んでいますが、ここは相模台地と呼ばれている、地盤が良いとされている土地です。

国の重要施設が作られる場所は地盤が良い場所だったりすることがあります。

そういったことを基準に土地を調べて見るのも良いかもしれません。

おわりに

地震はいつどこで起きるかわかりません。

今時の家であれば、最低限家の倒壊によって生き埋めになってしまうというケースは多くはないのかもしれません。

しかし、その後の生活までを考えると、やはり耐震性の高い家を建てておきたいという気持ちはありますね。

わたしとしましても、耐震性の高い家だと安心して住むことができる、安心を買うことができるのでおすすめです。