日本は地震が多いので、家を買うなら地震に強い家がいいですよね。
最近の住宅はどこも耐震性は十分にあると思っています。
もちろん建売も。
地震に強い家で大切なのは地盤です。
どんなに地震に強い家でも、軟弱な地盤の上に建っている家では揺れが大きいため、倒壊までしなくても損壊はするかもしれませんね。
もとは田んぼだった、畑だった、なんてところは地盤が弱いことが多いです。
家を買うときは土地からしっかり調べることが大切で、調べるには昔の地図を見るのが良いです。
今回は、昔の地図から土地がどのように使われていたのか調べる方法を御紹介します。
目次
昔の地図を調べるなら”Googleマップを使って過去の地形図や空中写真を見る”がおすすめ
webサイト”Googleマップを使って過去の地形図や空中写真を見る”では、昔の地図をGoogleマップで見ることができます。
これを使うことで、これから買おうとしている家、土地が、昔何に使われていたのか調べることができます。
昔は田んぼだった、畑だった、という場所は軟弱地盤である可能性がありますので、できれば避けたいところです。
昔の地図を調べる手順
それではご説明します。
まずはwebサイト”Googleマップを使って過去の地形図や空中写真を見る”を開きます。
調べたい土地を探します。
例としてわたしが昔住んでいた、神奈川県の平塚市でご説明します。
まずはわかりやすくするために、現在の航空写真で表示します。
こちらが現在の航空写真です。
それでは、この状態から昔の地図に表示を切り替えてみましょう。
今から約40年ほど前の1975年にさかのぼります。
こちらが1975年の航空写真です。
昔の地図から土地の用途わかる
現在の航空写真と1975年の航空写真を見比べてみてください。
田んぼや畑が多かったことがわかります。
神奈川県の平塚市というところは、もとは田んぼという場所がとても多いんです。
そのため軟弱地盤であり、ハザードマップを確認すると地震の被害が大きいと予想されるのがわかります。
家を買うのであれば、地盤の強い土地がいいですよね。
もとは田んぼ、というところは軟弱地盤である傾向があります。
軟弱地盤には地盤改良が必要になり、ソイルセメントや鋼管杭を埋めて対応します。
しかし、そういったものは土地を売るときにもしかするとそれらを撤去しなければならないかもしれません。
撤去には多額の費用がかかるため、資産価値を下げる可能性があります。
できることなら、地盤改良なしの場所に住みたいものです。
ちなみに建売の場合、不動産屋さんに聞けばデータを持ってきて教えてくれます。
おわりに
家を買うのであれば、地震に強い家にしましょう。
地震に強い家とは、わたしは家の性能よりも地盤であると考えています。
強固な地盤であれば、そもそも揺れもすくなさそうですからね。
みなさん、良い土地に出会えるといいですね。