一条工務店のi-smartとi-cubeはどこが違うのだろう?
わたしが住宅展示場をおとずれたとき、ぱっと見違いに気づくことができませんでした。外観や内観に違いはあるものの、あまりデザインにこだわらないわたしには大きな差ではありませんでした。
しかし、i-smartにしようかi-cubeにしようか、どちらにすべきか悩んでいる方は多いでしょう。今回はi-smartとi-cube、それぞれの違いをまとめてみます。
目次
外観
i-smartとi-cubeを比較した時、まず一番最初に違いを感じるのは見た目です。簡単に説明しますと、「i-smartはかっこいい」、「i-cubeはかわいい」デザインだと思ってもらえると良いでしょう。
以下の画像はi-smartです。
引用:フォトギャラリー アイ・スマート 商品紹介 一条工務店
次にi-cubeです。
引用:i-cube|一条工務店
男であるわたしの目線としてはi-smartのほうがかっこいい感じがして好きですね。シンプルなデザインが物足りないという人もいますが、流行り廃れのないデザインでもあるため、長い年月が経過しても飽きにくいのではないでしょうか。
一方、i-cubeのデザインはかわいいといったイメージです。わたしの妻はi-smartよりもi-cubeが良い!と主張していたほどです。
デザインに関してはどちらが優れているというわけではなく、好みでしょう。好みも男性と女性で感じ方が違う傾向があるようです。
外壁
外観をおおきく左右する要因は外壁にあります。i-smartの外壁はハイドロテクトタイルで、i-cubeの外壁はサイディング+レンガです。
ハイドロテクトタイルとは太陽の光で汚れを分解し、雨によって汚れを流すという手間入れずのすぐれものです。全面タイル貼りというのも高級な感じがしてかっこいいですね。
引用:ハイドロテクトタイル|一条工務店
我が家はi-cubeですが、ハイドロテクトタイルはオプションで採用しました。キャンペーンで安かったということと、手間いらずで耐久性が高く維持費が抑えられるという理由です。
i-cubeの外壁はサイディング+レンガタイルなのですが…。ざんねんながら詳細のページがどこにも存在しませんでした。
窓の大きさ
i-smartとi-cubeはどちらも2×6工法の家で、家の間取りにいろいろと制限が出てきたりします。その制限のひとつに窓の大きさがあり、あまり大きな窓をつけられなかったりします。
ここでi-smartとi-cubeに差が出てきます。i-smartには大きな窓がつけられますが、i-cubeには大きな窓がつけられません。これは設計の段階ではっきりと言われました。
たとえば、i-cubeには以下の画像のような窓を取り付けることができません。
引用:フォトギャラリー アイ・スマート 商品紹介 一条工務店
パノラマウィンドウと呼ばれる大きな窓です。i-cubeでこのような大きな窓を取り付けることはできないようです。開放感を求めるのであればi-smartのほうが良いでしょう。
内観
i-smartとi-cubeは内観にも大きな違いが現れます。こちらも外観と同じく、i-smartはかっこいい、i-cubeはかわいい、といったイメージを持っていただけると良いかと思います。
キッチン
以下の画像はi-smartのキッチンです。
引用:フォトギャラリー アイ・スマート 商品紹介 一条工務店
次にi-cubeのキッチンです。
こちらも一長一短ではあると思いますが、わたしの妻はi-cubeのデザインが好きだと言っています。木の感じがかわいいのだとか。わたしとしましてはi-smartのデザインのほうがかっこよくて好きなんですけどね。
和室
内観の違いは和室にも現れます。どのように違いがあるのかというと、やっぱりi-smartの和室はかっこいいんですよね。
引用:フォトギャラリー アイ・スマート 商品紹介 一条工務店
i-smartがかっこいい和室ということは、i-cubeはかわいい和室?
ここまでi-cubeのデザインがかわいいと書いてきましたが、和室のデザインについては正直ダサい!というかなんだか古臭い感じがします。昔ながらの和室で、おじいちゃんおばあちゃんがいそうな雰囲気です。
我が家では和室を作っていませんが、これは本当になくてよかったと今でも思っています。
和室はメンテナンスが大変そうです。替える必要も出てくるでしょうし、隙間にゴミとかつまりそうだし。効率重視の方は和室はなくてもいいのではないでしょうか。
コスト
気になるのはコストです。わたしにとってはここの違いが一番重要でした。
イニシャルコスト(初期費用)
まずイニシャルコスト、初期費用の違いです。単純に言ってしまえばi-smartのほうがi-cubeよりはグレードが高いため、コストは高いです。
具体的に、わたしが営業さんに聞いたところでは、i-cubeの坪単価が55万円、i-smartの坪単価が60万円とのことでした。その差は5万円で、30坪の家なら150万円の差になります。
以下の記事でも書きましたが、150万円といっても実際は150万円では収まりません。150万円は借金することになりますので、利息がついて総支払額は200万ぐらいになると思ったほうが良いでしょう。
ランニングコスト(維持費)
維持費の方はどうかというと、家の性能が高いほうがコストは低くなります。何を持ってして家の性能が高いと判断するかにもよりますが、i-cubeのほうがQ値、C値は優れています。
- i-smartのQ値は0.82で、C値は0.59です。
- i-cubeのQ値は0.62で、C値は0.59です。
よって、ランニングコストではi-cubeのほうが安いです。とはいえこの結果で劇的に違うのかというとそこまでの差ではないでしょう。ほぼ同じと見ていいです。
まとめ
以上のことをまとめますと下記の通りです。
- i-smartとi-cubeの違いは外観と内観で、性能はほぼ同じ。
- デザイン重視ならi-smartで、コストを抑えたいのであればi-cubeがおすすめ。
- i-cubeでもオプションでハイドロテクトタイルやらi-smartに近づけることはできるけどコストは割高。
i-smartとi-cubeの違いってなんだろう?という疑問を持っている方は多いと思いますが、ひとことで言ってしまえば見た目です。ただし、ハイドロテクトタイルだけは家のメンテナンス、耐久性に関わるものですので、i-cubeでも採用することをおすすめします。
みなさんの家作りの役に立てるとうれしいです。