一条工務店の場合、キッチンやトイレ、洗面所の床をフローリングにするかクッションフロアにするか選ぶことができます。
これは一条工務店に限った話ではなく、注文住宅であればおそらくどこでも選択は可能でしょう。
水回りの床をフローリングにするかクッションフロアにするか、迷う人は多いと思います。
我が家では水回りは洗面所以外はフローリングにしましたが…はっきり言って後悔しています。
目次
一条工務店の床はフローリングとクッションフロアどっちがいいのか?体験談を交えて解説
クッションフロアとは?
クッション性に優れた床材です。住宅用や店舗用などに用途は分かれているものの、わたしのような一般人が使用するのは住宅用になります。
クッション性があり防音性に優れるというメリットもありますが、傷に強いという面もあります。特に着目すべき点が『水に強い』というところでしょう。
一条工務店で打ち合わせを進めていくと、『水回りの床はどうしますか?』と聞かれます。
フローリングとクッションフロアのメリット・デメリットを比較
フローリング
我が家のキッチン・トイレはフローリングにしました。
フローリングを選んだ理由は、
- フローリングのほうが見栄えが良い。
- 実家のキッチン・トイレがクッションフロアだったのでフローリングを経験してみたかった。
- キッチン・トイレは注意していればさほど床は水で濡れることはないだろうという想定。
- トイレが一条工務店オプション『手洗いカウンター』だったので高級感アピールしたかった。
個人的な感想ですが、キッチン・トイレがフローリングだと、いかにも『注文住宅』という感じがします。
お客さんを我が家に招いた時にキッチンやトイレってけっこう見られるポイントだったりするのですが、そういうところで『注文住宅』アピールをしたかったんです。
クッションフロア
我が家の洗面所はクッションフロアを選択しています。
なぜ洗面所だけクッションフロアにしたのかというと、
- 洗面所・脱衣所はあまりお客さんの目には入らない。
- 子供が風呂上がり、ずぶ濡れで駆け抜けるという想定。
我が家の場合はトイレが手洗いカウンター付きですので、お客さんが来ても洗面所に入られることはほとんどありません。
クッションフロアが水に強いというのはわかってはいたのですが、『見栄え』を優先してしまいましたね。
フローリングとクッションフロアを比較
まとめると下記です。
- 見た目重視ならフローリング
- 耐久性重視ならクッションフロア
上記のような理由で選ぶと良いかと思います。
ですが、わたしとしては『耐久性重視』で家を建てたほうが良かったなぁと今更ながらに思うのです。
どれだけ見た目を良くしたとしても…
- どれだけ見た目を良くしても、一条工務店レベルの注文住宅は高級住宅感は表現できない。
これですね。一条工務店はお金かけても高級感出ないです。デザインがテンプレート化しているというかマンネリ化というか、どこの一条工務店のお宅を見ても『THE・一条工務店』という感じがします。
一条工務店は実質、i-smartとi-cubeしかないし、i-cubeもハイドロテクトタイルをつけるとi-smartと見た目変わらないですし。
ダサくはないけど、特別おしゃれというわけではない。一条工務店に見た目を求めること自体がそもそもの間違いであり、一条工務店に決めたなら徹底的に機能・性能に突っ走っていくべき!というのがわたしの結論です。
キッチン・トイレをフローリングにしてみた結果
で、キッチン・トイレをフローリングにしてみた結果どうなったかという報告です。
まず結果から書きますと、
- キッチン・トイレの床がボロボロになった。
- キッチンはものを落として傷・ヘコみがある。
- キッチン・トイレは水が飛び散り、床表面のワックス?コーティング?的なものがハゲた。
- ちなみに、洗面所はフロアクッションで無事だが、洗面所⇒リビングまでの廊下(玄関?)の床はハゲまくり。
一言で言うと、我が家の床は2年しか住んでないけどすでにボロボロってことです。まともなのはリビングの床です。全面にジョイントマット敷き詰めてますからね!
厄介なのが、キッチン・トイレの水の飛び散りによる床のワックス?コーティング?的なものがハゲていることです。(誰か教えて)
ハゲ具合が全部キレイにハゲるわけではなく、水滴がポタポタと堕ちたように、点々とハゲているため見栄えが悪いです。
見栄えをよくするためにフローリングにしたのに、逆に見栄えが悪くなってしまったのです。
水回りはクッションフロアが良い
というわけで、水回りはクッションフロアにしておいたほうが機能・性能ともに良かったし、長期的に見ても見栄えが良かったという結論です。
今、水回りをフローリングかクッションフロアか、どちらにするか悩んでいる人はわたしの体験談をほんのり考慮してもらえるとうれしいです。
ポイントは、
- 一条工務店はおしゃれさを追求する注文住宅じゃない。
- 機能・性能をとことん追求すべき注文住宅。
- 中途半端におしゃれ感出したいって思ったのが間違いだったね…。
床の傷・ヘコみといった消耗に対する考え方
床を傷つけないためにコーティングをしようかどうかと悩む人は多いと思います。
ですが、とあるフロアコーティング業者のwebサイトに書かれていたのですが、フロアコーティングをする人、しない人は下記のような統計が出ています。
フロアコーティングする人 | 1.5割 |
フロアコーティングしない人 | 8.5割 |
当ブログの記事でも書いていますが、わたしとしましてはフロアコーティングは不要という判断です。
そりゃあったほうがいいけど、価格に見合うだけの効果は出ないという判断です。水なんかには強いのでしょうけど、どうしたって物を落としたりして床がヘコんだりしますからね。そういう場合はクッションフロアかジョイントマットでしか防げないです。
2年住んでみて思うのですが、そもそも床を守るという考え方が間違いでした。今は『床は消耗品』と考えるようにしています。
ジョイントマットを敷き詰めていますが、もう少ししたらすべて撤去しようと考えています。
きっと傷だらけでハゲハゲの床になるでしょう。それでいいんです。10年後ぐらいに床全部張り替えます。
『家は消耗品』です。毎日出し惜しみしながら生活するのって大変で快適じゃないです。
本来、快適に生活がしたいと思って家を買ったのに、神経すり減らしながら生活するぐらいなら家なんて買わないほうがいいです。…というか、わたしは賃貸のほうが気を使って大変でしたけどね。
まとめ
- 水回りはクッションフロアにするのがおすすめ。
- 水回りはどうしても水が飛び散り、ワックス?コーティング?的なものがハゲていく。
- 点々とハゲるため、見た目があまりにも悪い。
- でもフロアコーティングは不要。
- 床・家は消耗品という考え方が大切。
- 傷・ヘコみ・汚れがついたら、『いずれ床は張り替える』という考えでいきましょう。
我が家は住み始めてから2年程度ですが、子供がわんぱくすぎていろんなところが傷だらけです。妻もわんぱくでして、階段から掃除機を落としたりしています。(…オープンステアの階段は張り替えられないんじゃないか?)
家は消耗品、とは思いつつも、やはり傷ができると心は痛いです。わたしも今以上に守ることより太いメンタルを身につけられるようにしたいと思います。