地震に強い家と言われる2×4(ツーバイフォー)や2×6(ツーバイシックス)工法のメリットとデメリット

地震-耐震性-2x4-2x6

家を建てるなら地震に強い家がいいですよね。

具体的にどんな家だったら地震に強いのか?

よく言われるのが、2×4(ツーバーフォー)工法で建てられた家は地震に強い、と言われます。

最近では2×4を採用している家も増えてきていますね。

今回は2×4について詳しく書かせていただきます。

2×4(ツーバイフォー)工法とは?

木造枠組壁工法とも呼ばれます。

従来の在来工法(木造軸組構法)は柱で家を支えるのに対し、2×4は面で家を支えるイメージです。

2×4とは木材のサイズを表しています。

似たもので2×6というものがありますが、サイズが異なるという意味になります。

2×4(ツーバイフォー)工法のメリット

耐震性が高い

柱で支えるよりも面で支えたほうが耐震性は高いとされています。

力が点で集中するよりも、面で分散したほうが良いはずです。

気密性が高い

高気密・高断熱の家では必須の工法かもしれません。

わたしは一条工務店のi-cubeという家を建てましたが、2×6工法です。

一条工務店のi-smart,i-cubeは業界トップの高気密・高断熱住宅となっています。

2×4(ツーバイフォー)工法のデメリット

間取りの自由度が下がる

面で支える、つまり壁で家を支えているわけです。

そうなると、窓の大きさを大きくしたい、リビングをとにかく広くしたい、そういったことができない可能性があります。

また、後から部屋の壁を取り払って部屋を大きくする、なんてこともできないでしょう。

湿気が抜けず木材が腐食する可能性がある

気密性が高いゆえに、湿気が抜けずに木材が腐食する可能性があります。

2×4工法でわたしが一番気にしていた問題はここです。

必ずしも腐食するとは言えませんし、机上の空論の可能性もあります。

しかし、地震に強い工法であって木材が腐ってしまえば耐久性はないのと同じです。

もともと2×4は海外の技術であり、それを日本に持ち込みました。

そのため、日本の風土に合わない工法とも言われています。

建売住宅のなかでも2×4を採用している家は結構みられました。

それでも、わたしとしましては2×4工法の家を選択するのであれば、通気性までしっかり研究した大手のハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。

おわりに

2×4工法は工法がマニュアル化されており、工期が短く済む傾向があります。

そのため、高度なスキルを必要とせず、品質にムラが出づらいのもあります。

しかし、2×4はどちらかといえばまだ実例は少ない方だと言えます。

いくらマニュアル化されていたとしても経験は豊富なほうが良いでしょう。

そういった意味でも、2×4を選ぶなら最低限信頼のできるハウスメーカーを選ぶべきです。