家を建てる上でたいせつなのは地盤が強いか弱いかです。
最近の家の耐震性はどれも高いものばかりですので。
地盤の弱いものに関しては地盤改良することにより補強することができます。
しかし地盤改良は資産価値を下げる可能性があります。
理由は下記の記事に記載しています。
目次
建売住宅は9割地盤改良済みだった
家を建てようとする地域の地盤が強いか弱いかを調べるために、建売住宅の見学に行ってみました。
地盤が強いか弱いか、それを知るには実際に土地を買った後に地盤調査をしなければわかりません。
建売住宅を見学し、地盤の調査結果を聞いてくる、というものです。
結果から書きますと、わたしが確認した物件の建売住宅は9割地盤改良済みでした。
これは営業さんも言っていたことですが、建売住宅は9割地盤改良をしています、とのことでした。
そんなバカな〜と半信半疑ながらも実際に調査結果を見せてもらうと、本当にほとんどの物件で地盤改良済みでした。
地盤改良はソイルセメントも鋼管杭も、どちらもあります。
結局わたしは調査した周辺で家を建てましたが、地盤改良はなしでした。
建売住宅の場合、あとで問題が起こるのをできる限り避けるために無難に地盤改良をしているのでは、とわたしは予想しています。
不要とまでは言いませんが過剰な対策だと思われます。
地盤改良済みだと資産価値が落ちる可能性あり
建売住宅を購入しようと考えている方は注文住宅では高い、首都圏だと建売しか手が届かない、そんな理由で選ぶ方も多いのではないでしょうか。
けっしてそれが間違っているわけではありませんが、高くても注文住宅にしたほうが良いかもしれません。
建売は建物自体にはあまり高い価値はありませんが、土地を得ることができます。ですが、その土地も地盤改良によって資産価値が落ちてしまってはもったいないです。
地盤改良が必要なさそうな土地をしっかり見極めて購入することで、結果的にそのほうが安上がりになります。
あるいは数はすくないかもしれませんが建売住宅でも地盤改良されていない物件を探したほうが良いでしょう。
首都圏だと土地の資産価値が高い場所が多いです。
それなのに地盤改良によって資産価値が落ちてしまうのはなんだか悲しいですよね。
建売は資産価値が低いのか?
建売は建物自体にお金があまりかかっていないし、土地も地盤改良済みであることが多いです。
資産価値が低いのかと言われると、トータルで見れば低いと言わざるを得ません。
しかし、建売は立地さえしっかり考えて購入すれば、資産価値は十分高いと言えるでしょう。
建売を購入しようと考えている方はどんな方でしょう?金銭的な面もあるかもしれませんが、主に立地を考えている方が多いのではないでしょうか。
注文住宅は建物の価格が高くて首都圏では買えないという人も多いはずです。首都圏では建売が人気という話も聞きます。
首都圏でさえあれば、よっぽど駅が遠いとかでなければ土地としての資産価値は十分あります。
建物の値段なんて建売も注文住宅も、20年~30年経てばゼロ円みたいなものです。そのときに資産価値として残るのは土地です。
まとめ
- 実際にわたしが足を運んで調べてみた結果、建売のほとんどの物件は地盤改良済みだった。
- 地盤改良は資産価値を下げる可能性がある。(土地売却時に埋没物を撤去する必要があるかもしれない)
- 建売は建物価格を抑えて土地を手に入れるというのがメリットだけど、土地の資産価値落ちるなら注文住宅のほうがトータルで見てパフォーマンスが高そう。
わたしもはじめは建売住宅を探していました。
建売の評判はいいものがありませんが、わたしは耐震性や耐久性は十分だと思っています。
土地も立地や環境のよさそうなところが多かったです。
結果的にはやはり資産価値という点でやめてしまいました。
家を買う上で土地だけはしっかりとした財産となって残ります。
この間違いのない財産を築き上げるためにも、土地だけはしっかり選びたいものですね。