1年住んでみてわかった、一条工務店という快適な家に住む6つのデメリット

一条工務店のデメリットに悩む

わたしは一条工務店のi-cubeを建てて住んでいます。高気密高断熱ゆえに、冬はとても快適です。

しかしこの快適すぎる家、一見いいことばかりのようにも思えるのですが、住んでみないと気づけないようなデメリットもあったりします。

今回は、わたしが一条工務店の家に住んでみて気づいた、快適すぎる家のデメリットについて書かせていただきます。

一条工務店とかいう快適すぎる家のデメリット

1.温度変化の耐性が弱くなる

一条工務店とかいう快適すぎる家のデメリットにおいて、まずいちばん最初に伝えなければならないことが「温度変化への耐性が弱くなる」のではないかということです。

一条工務店に住む前のわたしは、冬の寒さに震える毎日でした。いつも毛布をかぶって生活しており、足にもモコモコのスリッパをはいていました。

それが辛くて一条工務店の家を建てました。おかげさまで冬、寒さに震えるようなことはなく、むしろ半袖短パン生活です。

半袖短パンではない日もありますが、ロングTシャツ1枚と下は普通の運動用のジャージ1枚です。セーターや暖パンとかいう、動きにくくなるようなモコモコした装備は一切なしです。すべて捨てました。

しかし、時間が経過して思うことは、これが本当に最善なのだろうか?という疑問です。夏は暑いし冬は寒い、人間は暑い、寒いを感じて体温調整の機能を高めているのではないでしょうか。

よく、夏はエアコンつけっぱなしは身体に良くないと言いますよね。

冬でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。大人はこれから先の成長なんてありませんが、ずっとあたたかい家の中で育った子供が将来的に冬の寒さをどう感じていくのか、心配な面があります。

2.急な温度変化に床暖房は弱い

床暖房のおかげで足元からあたたかい一条工務店の家ですが、急な温度変化に弱いなぁと感じています。

わたしは関東に住んでいますが、毎年冬に1,2回くらいは雪がふります。雪の日は前日と比較してぐっと冷えるんですよね。

ある日突然ぐっと冷えると、床暖房が追いつかず家の中が若干寒いと感じます。このとき、床暖房の温度を上げてもすぐにあたたまることはありません

そういう場合は、わたしはエアコンを使って部屋をあたためています。一条工務店の家ならエアコンなんかいらないじゃん、などと思っていましたが、エアコンは結局必要なんですよね。

3.ロスガードが冷たい空気を送り込んでくる

一条工務店の強みにロスガードという製品がります。新鮮な空気を循環させる装置で、空気を取り込むときに家の中の温度を落とさないようにするためのものです。

熱交換率が90%と言っていますが、わたしの体感としては結構つめたい空気が流れ込んできています。おそらく、これでも熱交換率90%なのでしょう。

高気密高断熱だからずっとあたたかい、そう思っていたのですが、実際は床暖房を止めるとどんどんロスガードからつめたい空気が流れ込んできて家の中の温度は下がります

そこらの高気密高断熱住宅と比較すればまだ良い方なのかもしれませんが、期待していたよりは家の温度は下がりやすいと感じました。

4.空気の乾燥との闘い

一条工務店の家は本当によく乾燥します。何も対策をしなければ家の中の湿度は30%台キープしてしまいます。

加湿器は何がいいのかといろいろと試行錯誤もしましたし、対策をしても家の中の部屋全ての乾燥が解決できるわけではありません。

家の中すべての乾燥対策をするとなると、いったい何台の加湿器が必要になるのか?電気代はいくらになるのか?

せっかくの省エネ住宅なのに、加湿器のための電気代がかさんでしまうなんてこともありえます。

5.結露との闘い

一条工務店の家の冬の窓は毎日結露しています。それはもう例外なく。

これを放置すればカビの原因にもなりますし、カビがはえれてしまえば後始末が大変な上、健康にもよくないとかいろいろ…。

結露するのを防止するためにはハニカムシェードを完全におろさず、空気が通る隙間を少しあけておけば良い、とよく言われています。しかし、我が家の場合は少しあけた程度では結露は改善せず、かなりあげないければ結露してしまいます。

6.思っていたより電気代がかかる

一条工務店の家は高気密高断熱、一度家をあたためたら、ひやしたら、しばらく温度は維持されるので省エネだ、わたしが家をたてる前にはそんな話をよく耳にしました。しかし、今感じていることは、想像していたよりは電気代は安くはないなぁ、ということです。

夏に関しては非常に省エネです。エアコンや家事に使う電気代、すべてを合わせても夏の電気代は6,000円前後です。冬の電気代だと20,000円程度になります。

すべての電気代をあわせて20,000円、この金額は特別高い金額ではないと思いますが、わたしの想像では冬の電気代は12,000円ぐらいだと思っていたんですよね。営業さんもそのようなことを言っていたような気もするのですが。

この金額にすることは不可能ではないと思いますが、床暖房の温度を抑えることにはなるでしょう。結局それだと一条工務店の家に住むことのメリットを最大限に活かせないので、電気代が多少高くなろうとも床暖房の温度はあげます。

最初のうちは快適さを犠牲にするか、電気代を犠牲にするかで悩むかもしれません。結果、わたしは電気代を犠牲にすることにしました。快適でなければ一条工務店の家に住む理由はないと思っています。

とはいえ、それでも真冬のピークで20,000円前後です。特別高いというわけではないのでご安心ください。

つまり、一条工務店の家は省エネではあるものの、快適な生活をするために電気代を犠牲にする、ということです。ですが、これだけの快適な生活ができて、この程度の電気代で住むのは、一条工務店の家だけかもしれませんね。

まとめ

以上をまとめますと下記の通りです。

  • 快適すぎると人間としての温度調整機能に影響が出ないか不安
  • 部屋の乾燥や結露、今まで経験してこなかった闘いが始まる
  • 想像していたよりは電気代がかかる

あたたかすぎる、快適すぎる、なんてデメリットないと思っていました。ですが、わたしはわりと深刻な問題ではないかと思っています。

なんといっても一番気になるのは子供の成長に影響を与えないかということです。真冬でも半袖短パンで過ごすなんてちょっと普通じゃないですよね。

かといってもういまさら生活スタイルは変えられない。今後の子供の性長には注意していきたいと思います。