一条工務店の家の窓はよく結露すると言われています。
結露の原因はざっくり説明しますと、
- 家の中のあたたかい空気中の水分が、窓を媒体として外気温で急激に冷やされ、水滴となり窓に付着する。
というイメージです。コップについた水滴とかをイメージしていただけるとさらにわかりやすいのではないでしょうか。
つまり、『家の中に水分がなければ結露しない』というわけです。家の中、空気中に水分がないなんて状況はありえないわけですが。
ですが、一条工務店の家は乾燥するという話はよく聞きますので、なぜ結露するのか?と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、一条工務店の家は乾燥するというのに、なぜよく結露するのか?という疑問の回答と、解決策についてです。
目次
乾燥するのに窓が結露する理由
床暖房が家の空気を蒸発させる
ちょっと想像の部分と人から聞いた話なのですが、床暖房が家の空気中の水分を飛ばしている、という可能性があります。
床暖房であたためられる空気なんてのはたいした温度ではないのですが、24時間あたためつづけているということで、普通の家では起こらないようなことが起こっているのではないでしょうか。
床暖房が家の空気の水分を飛ばすことで乾燥し、飛んだ水分が窓に付着する…というイメージ。
まぁこれはあまりそういうことはないかもしれませんが、床暖房が空気中の水分を飛ばす、は次の項目に続きます。
加湿器を使うから結露する
簡単に説明すると、乾燥するから加湿器を使い、湿度が上がるから結露する、というイメージです。
- 床暖房を使う。
- 床暖房を24時間つけっぱなしだから普通の家を比較すれば空気をたくさんあたためている。
- 空気をあたためれば空気中の水分が飛ぶ。
- 家の中が乾燥する。
- 乾燥するから加湿器つける。
- 加湿器が家の湿度を上げる。
- 湿度が上がると窓を媒体として空気が急激に冷やされ結露する。
『じゃあ加湿器つけなきゃいいじゃん』と思われる方もいるでしょう。
実はわたし、男だけどすさまじく敏感肌で乾燥肌なんです。乾燥しているとすぐに肌に症状が現れます。指がガサガサになったり。なので、加湿器は手放せないんです…。
家の中が乾燥するというのはわたしにとって大きなデメリットの1つです。加湿器なしで生活できればその分維持費が削減できるのでさらに節約できるのですが。
人間が水分を出している
さらに相乗効果なのですが、加湿器以外にも水分を出しているものがあります。人間です。
- 人の呼吸
- 汗
人は生きているだけで湿気を発生させます。人は寝ている時、500ml~1,000mlほどの水分を放出すると言いますからね。
睡眠中も体は働いているので、思っている以上の汗をかいています。呼吸による水分の放出を含めて、平均約500ml、多いときには1リットルも水分が失われ、起きると体はカラカラになっています。
引用:夜の1杯で体内の水分量を満たし朝の1杯ですっきり目覚める | evian
たとえばですが、寝室で家族4人で寝ていれば、それだけ部屋の湿度は上がります。MAXで4リットルの水分が放出されるのでしょうか?なんだかすごい数字です。
さらに、寝室が乾燥するからといって加湿器をつけていれば…下記の記事のように窓がびっしょびしょに濡れてしまうわけです。
ちなみに、加湿器なし、4人集まって寝ないで、1人1部屋で寝たとしても結露します。
一条工務店の家ってあったかくって、たまに寝汗をかいてしまうこともあるほどです。子供とか冬でも寝汗かいたりするし、暑いのか布団全部けっとばしていることもあります。
解決策
加湿器はタイマーを利用する
加湿器とかはタイマー機能を利用するなどすればある程度軽減できるでしょう。
たとえば、人が睡眠に落ちるまで1時間とすれば、2~3時間程度のタイマーにするとか。
そもそも加湿器使わなくていいじゃん、と思われるかも知れませんが、加湿器なしにすると、やっぱり乾燥しているときは喉を痛めてしまったりしますからね。加湿器はほしいんです。
わたしは肌が弱いだけじゃなくて身体も弱い、病弱なんですよぉ…。
家族みんなバラバラに寝る
1つの部屋に集まって寝ているとその分だけ人間が出す水分が多くなり、部屋の湿度が上がりますよね。
なので、みんな別室に寝ればある程度結露は抑えられるでしょう。
とはいえ、子供が小さいうちはそうはいきませんよね。大きくなればそのうち自然と別室で寝ることになるでしょう。時間が解決してくれるのを待つしか無い。
まとめ
- 乾燥していると結露はしにくいはず
- でも乾燥しているから加湿器つけて湿度が上がる
- 人が出す水分でも湿度が上がる
- 湿度が上がれば結露につながる
今回のお話では結露したらどうする、ではなく、結露させないためには、という視点でした。
結論としては、どうしても避けようがないことかな、という感じです。結露させない対策よりも、結露したらどうするということを考えていったほうが効率が良いかなと感じます。
結露はけっこう悩ましい問題ですね。致命的ではないにせよ、非常に面倒です。