一条工務店のi-smartやi-cubeは高気密・高断熱の家なので、夏でも窓を閉めきって24時間エアコンをつけっぱなしにしたほうが良いと言われることがあります。
部屋の温度を下げるエネルギーより部屋の温度を維持するエネルギーのほうが小さく、こまめにエアコンをON/OFFするぐらいならエアコンつけっぱなしのほうが節約になるかもしれません。
実際に営業さんからも一条工務店の家は夏でも閉め切りの生活がおすすめというようなことを軽く聞かされたことがありますし、実際にそうしている人も多いようです。
しかし、効率が悪いとわかっていても我が家ではエアコンは必要時にしかつけないようにしています。今回はその理由について書かせていただきます。
目次
エアコンに頼り過ぎると子供が汗をかかなくなる
汗をかかない子供が増えている、そんな話を聞いたことがないでしょうか?その原因のひとつがエアコンだそうです。
3歳までの環境で決まる、『汗腺』の機能
汗をかく子供になるかどうかは幼児期に過ごした環境に依存します。たとえば、エアコンがしっかり効いているような汗をかく必要がないような環境で育てば汗腺の機能はあまり発達しません。
家の中がずっとエアコンが効いてる状態で涼しくて快適!というような環境であれば子供は汗をかくことなく育ちますので、汗腺の機能が弱い人間になってしまうのではないでしょうか。
汗がダラダラ流れてくるのは不快ではありますが、人間が持つ体温調節機能を発達させるには多少の不快も大切です。
汗をかかない子供になると、逆に熱中症になりやすくなる
汗をかかないことで具体的にどういった不都合なことが起こるのか?その代表的なケースが熱中症です。
汗をかく理由は上がった身体の体温を下げるためですが、汗をかけない子供になってしまうと体温を下げられません。それにより、熱中症のリスクが高まってしまいます。
幼児期には暑さに耐えるという教育も必要ですよね。
エアコンの風による空気汚染
ほこり・アレルゲン物質が舞い上がる
一条工務店の床暖房のメリットの1つ、『床暖房は空気がきれい』というものがあります。わたしはこのメリットが気に入って一条工務店を選びました。まぁ選んだ理由の1つというだけですが。
せっかく『きれいな空気』を提供してくれている一条工務店の家なのですから、エアコンを24時間つけっぱなしにして空気をかき混ぜたくないんですよね。
気のせいかもしれませんが、エアコンをつけるとうちの子供は咳き込んでいるような気がします。喘息なのか?と心配になってきました。
ほこり・アレルゲン物質の影響
ほこり・アレルゲン物質がどのように悪影響を及ぼすのか?名前からしてなんとなく察することができるかと思いますが、様々なアレルギー症状を引き起こすトリガーとなります。
アレルギー症状といえば、たとえばアレルギー性鼻炎、結膜炎、その他にはアトピー性皮膚炎なんかもあります。わたしもアレルギー性鼻炎の持ち主ですが、季節によっては結構つらいです。
こういったアレルギー以外にも喘息のトリガーにもなっているのではないかと思います。
家の空気がきれいであることは、健康的な生活をする上で一番大切なことです。快適な生活より健康的な生活がしたいですね。
窓を開けて空気を入れ替えたくなる
エアコンで部屋の温度を下げたとしても、やっぱり窓を開けたくなる瞬間ってあるものです。窓をあけるのであれば、24時間エアコンつけっぱなしにするメリットも半減ですよね。
掃除をしたとき
以前、下記の記事を書かせていただきました。
掃除をするといろんなものをバサバサと動かすため、かならず大量のほこりが舞い上がります。ロスガードの換気機能にお任せしても良いのですが、asap(as soon as possible:出来る限り早く)で換気したいんです。
小さい子供がいる家ならなおさらですよね。きっと真冬でも窓開けて換気するんだろうなぁなんて思っています。
ちなみに、空気の入れ替えは窓を開けて10分程度で良いそうです。
朝起きたとき
こちらも以前に下記の記事を書いています。
高気密・高断熱住宅で家中を床暖房であたためているというのに、真冬でも窓を全開にして換気する我が嫁です。これがなければ冬の電気代ももう少しコストダウンできるんじゃないかなぁなんて思うこともあります。
朝起きた時の換気について、わたしには必要性がさっぱりわかりません。しかし、きっとこういうケースはうちだけじゃないのだろうなぁとも思います。
一条工務店に住むのであれば、閉め切り生活でも大丈夫か?ということを夫婦間でしっかり認識を合わせておくことをおすすめします。
まとめ
以上のことをまとめますと下記の通りです。
- エアコンつけっぱなしは子供の発汗能力発達のさまたげになる
- エアコンによりほこり・アレルゲン物質が舞い上がるため空気がきれいとは言えない
- なんだかんだいって窓を開ける機会は存在する。
一番気になるのは子供への影響で、快適すぎて汗をかかなくなってしまうことが心配です。かといって、まったくエアコンをつけないでいるとそれはそれで熱中症リスクもあります。
というわけで、我が家は『エアコンは間欠運転!適度に使用する』、という運用方針となりました。
では冬は24時間床暖房でいいのか?という疑問も実はあったりします。快適すぎるというのも悩みがあるのです。
人間の体温調節機能のために、適度に暑さや寒さを感じたほうが良いのでしょう。