これから家を買うぞ!と思った時、なにからはじめればいいのかよくわかりませんよね。とりあえず不動産屋に行ってみよう!と思って行くとうまく丸め込まれてしまいよくないものを買わされてしまう可能性があります。
こうなってしまうのもすべては知識不足が原因です。
家を買うということは『買い物』ではありません。ショッピング気分でいると衝動買いしてしまうかもしれませんよ?
これは買い物ではなく、ビジネスです。一生に一度の買い物である人がほとんどですし、一生お金を払い続けるものです。ある程度勉強してから買うことをおすすめします。
わたしは家の性能だけではなく、企業も含めて一条工務店を選びました。しょせん外から見た限りの情報であるため推測である部分は多いのですが、『マーケティング』や『営業』の基礎は知っておいたほうが良いでしょう。
以前、わたしは大量のマンガを読む人間であるというお話をしました。
今回はわたしがおすすめする、家購入にちょっぴり役立つ2つのおすすめのビジネスマンガをご紹介します。
目次
100円のコーラを1000円で売る方法
すごく気になるタイトルですよね。あなただったら100円のコーラをどうやって売りますか?100円の価値しかないコーラ。そこらのコンビニで買えるものをいったいどうやって?
でもわたしたちの実際の生活の中ですでに、100円のコーラを1,000円で買っているんです。しかも喜んで買っています。
気になりますよね?その答えはぜひマンガを読んでみてください。
マンガではない普通の書籍もありますが、わたしはあえてマンガをおすすめします。なぜならマンガのほうがわかりやすいし時間を短縮して内容を理解できますからね。
マンガだからといってバカにできません。
要求を聞くことが最良ではない
以前に以下の記事を書かせていただきました。
実はこの記事の元ネタがこの『100円のコーラを1000円で売る方法』だったりします。
お客さんの要求を100%受け入れるなんていうのは2流、3流のハウスメーカーです。なぜなら、お客さんの要求は言ったことと本当にしてほしいこと、これが合致していないことが多いからです。
お客さんの要求から、本当に望んでいる要求を導き出し提案する、これが良いハウスメーカー、営業ではないでしょうか。
たとえば、わたしたコストを落として家を買いたい!という要求があれば、ローコストメーカーで家を買えば済む話です。しかし、それなりの維持費が発生することでしょう。
コストを落としたいという要求に対して、『うちは初期費用はかかりますが維持費は一切かかりません!』という提案ができれば良いですよね。
家を売るだけじゃ不足
ハウスメーカーは家を売る、こんな当たり前のことがなぜダメなのか?
今の時代、家を売るだけのハウスメーカーは当たり前です。当たり前品質です。とあるハウスメーカーは耐震等級3を売りにしているところもありましたが、わたしは『そんなの当たり前じゃん』と思い、それを売りにするハウスメーカーってどうなの?と思いました。
一方、一条工務店や三井ホームなどの特定のハウスメーカーは、家だけではなく『生活』も含めて売っていると感じました。
この先、生き残るハウスメーカーってなんだろう?と考えた時、市場を広く捉えているほうが柔軟に、変化に対応できるハウスメーカーではないでしょうか。
というわけで、ハウスメーカーはもはや家を作って売ればいいという時代から、生活まで提供することが必要になってきたのではないかと思っています。
保証やメンテナンスのお話もありますので、買って終わりではなく、住んでいる間はハウスメーカーが残ってくれていないと困ります。
まんがでわかる指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術
こちらは主に営業に関わる?お話。ホリエモンこと堀江貴文さんもおすすめする本です。
営業といってもハウスメーカーの営業とかならずしもマッチしているとは言えませんが…。良い営業、悪い営業がなんとなくわかるような本です。
営業職の人が読んで欲しいマンガですね。
必死に追いかけてくる営業はチャンスすら失う
家を買おうと思って展示場や不動産屋にいって、営業さんがすごくしつこい営業トークをしてきた、なんて経験はないでしょうか?わたしはほとんど確実にそういった営業されますが。
わたしは営業職ではないのですが、『この人からは絶対に買いたくない!』と思う営業No1は『必死に追いかけてくる営業』ですね。
わたしは急かしてくる営業はすぐにお断りするようにしていますが、それでも退かず営業してくる人がいます。逆効果でしかないというのに。
結果を出したくてに焦る気持ちはわからなくもないですが、わずかな可能性、チャンスすら失っているように思います。
北風と太陽
北風と太陽のお話はご存知でしょうか?北風と太陽の2人が力比べをするために旅人の服を脱がせたほうが勝ちというお話です。
北風は服を脱げ!と強い風を吹かせますが、旅人は逆にしっかりと服を着ることになります。力を強くすればするほど逆効果になってしまいます。
一方太陽はやさしい日差しを旅人にあてつづけました。旅人が川に差し掛かったところで強い日差しをあてることで、旅人はたまらず服を脱ぎ川に飛びこむ、というお話です。
すぐに結果を出したくて『買え!買え!』というような営業ではなく、ここぞというタイミングで押してくるのが良い営業ではないでしょうか。
まとめ
以上のことをまとめますと下記の通りです。
- 家の購入は買い物気分を捨ててビジネスとして考えたほうが良い。
- 基礎的なマーケティングと営業は知っておくとちょっとだけ楽しい。
- 家だけではなく、企業のことも知ったうえで家を買って欲しい。
営業とマーケティングがわかったからといって絶対にいい家を買える!というわけではありませんが、必要なかったとしても雑学と知っておいて損はないでしょう。
ちなみに、わたしはシステムエンジニアとかいうお仕事をしていますが、この職業は技術職でありながら営業やマーケティングもやったりします。
いつも思いますが、1人の人間に多くのことをやらせすぎなんです。やらない仕事と言えば事務系のお仕事ぐらいなものでしょうか。
そんな経験の上でも、今回ご紹介したマンガは面白いと思えるマンガですので、機会があればぜひ読んでみてください。
みなさんの家作りのお役に立てるとうれしいです。