書庫のない家!狭い家に住んでるマンガ本ばかり読むエンジニアの書籍収納術

本棚や書庫のない家

一条工務店のi-cubeとかいう家に住んでいるわけですが、一条工務店といえばi-smartが人気です。そんな中でもがんばっているi-cubeブロガーさんがいます。わたしも含めて。

我が家では書斎的なものを作ってはみたものの、すっかり物置になってしまいました。やっぱり家がそれなりに大きくないと遊び心も持たせられませんね。

大きくない我が家ですが、わたしはものすごく大量の本を持っています。マンガ、雑誌、技術書、これまでに買い集めた数は5,000冊近くあります。

とうぜんですがそんな大量の本を置いておくスペースなど我が家ではどうやって本を管理・収納しているのか?

本はすべて電子書籍化する

我が家では本はほぼすべて電子書籍化しています。作業はできるかぎり効率の良い方法を考えていますが、今のところ裁断してスキャンが一番効率が良さそうです。裁断なんてもったいない!と思われるかもしれませんがスペースを確保するほうがコストが高いかもしれませんよ?

それでは、本を電子書籍化することメリットについて書かせていただきます。

場所を取らない

電子書籍の最大のメリットは場所を取らないことです。

ハードディスク1つの中に収まっており、マンガの本5,000冊で350GBです。ハードディスクは3TBが1万円ちょっとで買えますが、家の中に収納スペースを作るとなると数十万円は必要です。

5,000冊のマンガの本を家に置いたらそれだけで我が家の小さな物置書斎は埋まってしまいます。

本棚を買わなくて良い

本が電子化されるということはそれを収納するための家具も不要になります。本を収納する家具、すなわち本棚ですね。

本棚にもいろいろと種類がありますが、大量の本を管理するとなると本棚ごとスライドするようなタイプが一番スペースを効率よく使えるでしょう。

しかし、そういったものはやっぱりそれなりのお値段がするわけで、本が多ければ多いほどそういったものをたくさん買い足さなくてはなりません。

本を電子化するのは機材を揃えたりしてお金がかかると思われるかもしれませんが、逆に節約だったりします。

本棚が転倒するといった心配がない

地震で怖いのは地震の揺れよりも、地震の揺れで家具が転倒することにあります。地震によって怪我をする理由の多くは転倒してきた家具の下敷きになったということが多いです。

地震による怪我の原因の30〜50%は家具の転倒によるものであるという調査結果があります。
地震の怪我の原因割合じゃあ家具を壁に固定すればいいじゃん!と思われるかもしれませんが、できることなら家に穴は開けたくはないですよね。本を電子書籍にして管理すれば、本棚が不要になりますので家具が転倒するといった心配がなくなります。

電子書籍のメリット

ここまで本を電子書籍化することのメリットを書かせていただきました。ここからは電子書籍自体のメリットについて書かせていただきます。

荷物が少なくなる

わたしはどこへでも本を持ち運びたい人間だったりします。外出するときもトイレに入る時も。時間がわずかでも空いていればかならず本を読むようにしています。1分1秒たりとも無駄にしたくないので。

え?マンガを読んでいる時間が無駄ですって?いやいや、マンガから学ぶこともたくさんあるんですよ…!?ビジネス関係のマンガも結構おもしろいものです。

そんなとき、電子書籍だと何冊も持ち歩く必要はなく、スマホ1つでどこへでも本を持ち運ぶことが出来ます。

食事しながらでも読める

上述しましたが、わたしは常に本を読んでいます。システムエンジニアとか言う仕事は激務でありながら日々IT技術の習得をしていかなければなりませんので、食事の時間も勉強です。

普通の本だとサイズにもよりますが片手で読むのは大変ですし、テーブルに置くにしても場所を取ります。電子書籍であれば、スマホ片手に本を読むことができるため、食事中にも本を読むことができるため便利です。

特に技術系の書籍だと分厚くて重たいものばかりですので、電子書籍にすることで持ち運びづらさ、読みづらさがなくなります。

家族で共有できる

電子書籍といってもいろいろ種類があります。楽天koboやAmazonのKindle、その他にも最近はマンガ系の電子書籍がいっぱいありますよね。こういったタイプの電子書籍はアカウントを共有することで本を共有することができます。

わたしは自炊といって本を裁断してスキャン、ファイルを圧縮して管理しています。そうして貯めた本がかれこれ5,000冊ほど。この数の本を自分ひとりだけしか読めないというのはもったいない話です。

我が家の場合はファイル共有サーバーを構築して家族と共有しています。妻にはわたしのおすすめマンガなんかを紹介して読んでもらったりしています。必要なときに、必要なぶんだけスマホに入れておくことができるので便利です。

電子書籍を扱う上での注意点

楽天koboやAmazonのKindleであれば問題ありませんが、自分で管理するタイプの電子書籍は注意が必要です。

バックアップはしっかり!

わたしの所有する本は5,000冊、サイズにして350GBあり、これはもうわたしの資産です!汗と涙の結晶です!そんなものがある日突然消えてしまったら怖いですよね。

バックアップだけはしっかり取っていまして、ハードディスクは3台あります。1つ目はパソコン内蔵のOSやアプリケーション専用のもの、2つ目はデータ専用、3つ目はバックアップ専用

バックアップ方法はMacのTimeMachineというアプリに完全におまかせしています。

家族で共有するにはファイル共有サーバーを構築する必要がある

『ファイル共有サーバーの構築ってなんだかむずかしそう…』、もしかするとここで挫折してしまう人が多いかもしれませんね。

ファイル共有サーバーを構築する方法はたくさんありますが、わたしのおすすめはWevDAV、Sambaによるファイル共有です。HTTPやFTPはかろうじて聞いたことがあるけどなんじゃそりゃ?って感じですよね。

簡単に説明しますと、共有したフォルダが普通の自分のフォルダとして扱えるようにするものです。スマホでも専用のアプリを使うことで共有フォルダから本をダウンロードできますし、スマホだけではなく他のPCでも見ることができますし。

『マンガが入ったフォルダを共有?サーバー?漏洩が心配…』、ご心配なく!家の中でどれだけファイルを公開できるようなサーバーを構築しても、外部からアクセスすることはできません。厳密に言うと本気で侵入しようとする人は入れますが、意図せずにインターネットに公開されてしまうということはありません。

家の中のルーターが防波堤になっているのです。ルーターに対して『自分が構築したサーバーはここだよ!』という設定を意図的にしてあげないかぎり、外から勝手に見られることはありません。

おすすめPCはMac

バックアップやらサーバー構築やらむずかしい説明をしてきましたが、実際に電子書籍の運用はできそうでしょうか?むずかしいでしょうか?

そんなよくわからない作業をボタンひとつでできるようにしてくれるのがMacなんです。Macとかいうパソコンは一般的なユーザーにやさしいパソコンなんですよ。

バックアップはハードディスクを買ってきてつないでTimeMachineをオンにするだけ。ファイル共有サーバーは環境設定画面からファイル共有のチェックを入れるだけ。これでたのしい電子書籍ライフのはじまりです。

Macはデザインもおしゃれで、家の中にあるべき、遊びのパソコンです。ちなみにWindowsは仕事場にあるべき、作業用のパソコン。

まとめ

以上のことをまとめますと下記の通りです。

  • あまりにも本が大量だと間取りや家の広さで解決できない。
  • 電子書籍化することで省スペースにできる。
  • 読みやすく、家族とも共有できる。
  • ただしバックアップやサーバー構築はちょっと知識が必要。

わたしはあまり物を持ちたくないタイプで、できることならパソコン一台ですべてを管理したいのです。他にもダイレクトメールなんかもすべて電子化してパソコンに保存しています。

わたしのハードディスクはすべて合計すると6TBほどあります。可能な限り電子化し、パソコンに依存しているわけですが、とても便利なのでおすすめの生活術です。

これはぜひ新生活からはじめてほしい、ためしてほしい、新しい本の管理方法です。『スペースは金で買え』と言ったことがありますが、逆にスペースを節約することでお金が浮くんです。ゆとりある生活をめざしてみてください。

この記事がみなさんの家作り、生活のお役に立てるとうれしいです。