家を買う。その理由の一つに子供が生まれて、大きくなり、騒がしくなってアパートにいられなくなった、という人もいるのではないでしょうか。
わたしの子供は現在3歳で、とにかくやかましい年頃です。『悪魔の三歳』と言うらしく、言うことは何も聞かないくせに活動範囲だけはどんどん広がっていきますからね。
息子は意味もなく床をドスンドスンと踏みつけながら歩きます。もちろん家の中をバタバタ走ったりもします。
アパート時代もそうでしたが、こんな悩みがありました。
- 子供の声とか、家の中の音が外に漏れていないだろうか?
- 我が家で発生する音が外に漏れて、近所迷惑になっていないだろうか?
- 将来、子供にピアノ習わせるとしても問題ないか?
こういうことは住んでみないとわからないです。ハウスメーカーのカタログだけではわかりません。
わたしは一条工務店のi-cubeに住んでいますので、その感想を書いてみます。
目次
一条工務店の家は子供の声が近所迷惑にならないか?
今の所、ならなさそう、と判断
わたしは一条工務店の家に2年ほど住んでいます。
子供は『魔の二歳』を今の家で過ごし、『悪魔の三歳』も越えようとしています。(ウワサでは『天使の四歳』と言うらしいのですが、おとなしくなる姿がとても想像できない)
そんな、とても濃くてうるさい時期を一条工務店の家で過ごしているのですが、感じていることは下記です。
- 近所迷惑になるほど、子供の声は外に漏れていない。
- しかし、全く漏れていないわけではない。
一応、ご近所さんに『息子さんの泣き声が聞こえたよ~』と声をかけられたことはあります。ただ、迷惑だ、という感じではなかったです。
ある程度は仕方がないと思いますし、子供がうるさいというのは『お互い様』だと私は思っています。けっして独りよがりではなく。
わたしがアパート暮らし時代、周りはみんな小さいこどもを抱えていました。毎日毎日子供の泣き声が聞こえていましたね。もう丸聞こえ、だだ漏れです。ちなみにそのアパートは大東建託です。
その時も一度も苦情なんて言ったことはないし、普通の思考であれば『お互い様』と思うものです。ごくまれにちょっと頭おかしい人がキレたりするんですよね。いつだって社会はごく少数のキ○ガイによってかき回されます…。
そういった人に目をつけられる可能性もゼロではないため、家の遮音性・防音性は高いに越したことはないです。
家の遮音性・防音性が高い家に一条工務店の家は含まれますので、子育てには良い環境でしょう。
一条工務店の家は遮音性が高い
一条工務店の家は遮音性が高いです。
遮音性とは、
- 家の外の音を家の中に入れない
- 家の中の音を外に出さない
ということ。当然ですが高ければ高いほうがいいです。
わたしが一条工務店の家に住んでいて感じたことは、
- 家のすぐ近くにわりと車の通りの多い道路があるが騒音は一切聞こえない。
- 車は大型もたくさん通る。
- ちなみに空の上には飛行機も飛んでる。さすがに飛行機の音は完全には消せない…。
我が家の近くには車の通りが多い道路があり、そのせいかしょっちゅう工事してます。それでもあまり騒音というかストレスを感じることはないです。
感覚としては、
- 高い音はシャットアウトできる
- 飛行機のような重音はシャットアウトできない
車が走る音は聞こえないけど、エンジンをふかしていたりうるさいマフラーのバイクの音は聞こえます。
飛行機とかは重低音な上、空から家までの間に遮蔽物がないためけっこう聞こえてきます。生活できないってほどではないですけどね。
部分的に音が漏れる場所がある
上述したように、一条工務店の家は家の中の音を外に完全に漏らさないわけではないようです。
その理由としましては、どうもピンポイントで家の中が漏れる場所があるみたいです。
一条工務店の家はロスガードという換気システムにより、家の中の空気が循環されます。気密性が高いので機械を使って空気を循環させているわけです。
換気システムがある、ということは、当然ながら換気をするための『穴』があいています。
そういった穴から家の中の音が漏れているようです。…漏れているようだ、というより、漏れていました。
この穴の場所しだいではよりご近所さんに迷惑のかからない設計ができるのでは?とも思います。まぁ自由にできるかどうかわかりませんけどね。
一条工務店の家はピアノとか置けるのか?
標準性能だけでは100%無理、部屋単位で防音対策したほうが良い
わたしの体感では、いくら一条工務店の家が遮音性・防音性が高かろうが、ピアノは標準性能だけでは無理です。
無理、というのは床の強度とかそういうのは別にして、音のほうです。
ピアノを置くならば一室、専用の防音室・ピアノ室みたいなものを用意して防音対策をしたほうが良さそうです。
一条工務店の家でピアノやると家中に音が『こもる』かもしれない
家の中の音が外に漏れない、ということは、家の中で音が『こもる』ということになります。
エネルギー保存の法則と同じで、たとえば100の音があるとすれば、家の中で70、外に30漏れていたとします。
遮音性が高くなったとして、外に漏れる音がゼロなら家の中の音は100になる、というイメージ。
もし、ピアノをリビングに置いて、リビングに吹き抜けがあろうものなら家中に音が響くのではないでしょうか。
ピアノをする娘、受験を控える息子、こんな家族構成だといろいろ問題になりそうです。
可能なら一室、防音室みたいなのをつくったほうが良さそうですね。
まとめ
- 一条工務店の家なら子供の声によるご近所迷惑はほぼほぼ大丈夫
- 完璧ではない、ということだけは知っておいたほうが良い
- ピンポイントで家の中の音が外に抜ける穴がある
- さすがに標準装備だけではピアノの音は防げない
- ピアノやるなら防音室みたいなものを作ったほうが良い
我が家の周りには建売住宅もたくさんあって、子育て世代の人たちがけっこういます。
そこで思うのですが、
- 意外に建売住宅も遮音性が高い?
- 子供の声が聞こえてこない…!
意外とか言ったら失礼ですね…すみません。今思うと、アパート暮らし時代、大東建託の遮音性が特別低かったのだと感じました。
大東建託のアパートは壁ないの?ってぐらい、隣の家の声が通るんですよね。遥か遠くに走っているはずの新幹線の音すら聞こえていましたから。大東建託はデザインが良かったから選んだけどデザイン意外良いことなかったですね。
アパート暮らしをしていると、そういった騒音に対して心配になってしまうかもしれません。ですが、一般的な一戸建てであれば防音性能は建売住宅でもそれなりにあるし、特に一条工務店の家は防音性・遮音性が高いほうなので安心です。