わたしは家を買おうと思った時、建売住宅の購入を考えていました。
実際にいろんな物件を探して周り、契約寸前までいったこともあります。
結局、建売住宅はやめて、今は一条工務店のi-cubeを建てて住んでいます。
注文住宅でどちらかというと高額である一条工務店と、ローコストな住宅である建売、2つを比較することはむずかしいですよね。
そりゃ高額な商品のほうが機能・性能はすべて勝つに決まっています。
ですが、わたしが建売から注文住宅の一条工務店に考えを変えたように、比較することはできると思っています。
目次
一条工務店と建売住宅は比較できるのか?
注文住宅の一条工務店と建売住宅は比較できない?
家を購入するというときには、気に入った商品と似た商品を並べて比較することが大切です。
そうしないと何が優れていて何が劣っているのかがわかりませんからね。営業にすすめられるがままに買い物をしていたのではあとで失敗したと後悔するかもしれません。
たとえば、わたしは一条工務店の家を検討しましたが、強みである全室暖房は一条工務店だけではありません。
セキスイハイムや三井ホーム、ユニバーサルホームも似たような商品があります。
ですが、一条工務店と建売住宅…機能も性能もぜんぜん違う。比較するところがないんですよね。
費用対効果で比較する
それでも、一条工務店と建売を比較して検討したいという人は多数いるようです。
おそらくですがそういった方が知りたいのは、
- 一条工務店の家は高いお金を払うだけの価値があるのか?
- 建売住宅の価格を基準にして考えたい。
- イニシャルコスト(初期費用)、ランニングコスト(維持費用)、2つを考慮してお得なのか?
ということを知りたいのではないでしょうか?実際にわたし自身が気にしていたのが上記のポイントです。
一条工務店と建売の価値を比較検討してみる
建売住宅の価値
わたしは家を建てるまでに本当にたくさんの建売住宅を見てきました。ちょっとした研究っていうぐらいに見たつもりです。
大手パワービルダーの建売住宅はどれも似たような機能・性能です。大手パワービルダーとは、
- 一建設
- アーネストワン
- タクトホーム
- アイディホーム
- 飯田産業
- 東栄住宅
上記の中でも、飯田産業、東栄住宅は耐震等級3だったりして、建売の中でも地震に強い家というイメージです。
その他の建売としては、地元の工務店が建てているものもありますが、機能・性能はマチマチ。わたしの近所では、耐震等級が2だったり、最新の設備がついていたり、大手パワービルダーよりは若干性能が良いように見えました。
デザインもいわゆる『量産型』な建売ではないため、けっこう好みでした。地元工務店には大手というブランドがなく口コミも聞けないため、不安要素が増えますけどね。
ざっくりと機能・性能を書き出すと、
- 割りと最新の設備はついている。
- オール電化ではない。
- 気密性・断熱性は高くはない。
- 耐震等級は基本的に1。
- 長期優良住宅ではない。
- とにかく安い、注文住宅の1/2~2/3ぐらいの価格で買える。
一言でまとめますと、『価格が安く最低限必要な性能が揃っている』ということです。建売だから地震に弱いということはないはずです。
耐震等級1であれば、大地震が来た時に命はきっと守れるでしょう。ただし、地震によって損壊する可能性は耐震等級3よりは高いようです。
建売住宅を買おうと思っていた理由
最初は建売住宅を探していたのですが、そもそもなぜ建売住宅を探していたのかと言うと、注文住宅は高くて自分には買えないと思っていたからです。
家を買おうと思ったときのわたしの年収は500万円、頭金には1,000万円ほど用意していました。
アパート暮らし時代は家賃が75,000円で、この金額でもけっこう大変だと感じていました。
住宅ローンを組むとき、アパート暮らしの時と同じぐらいの返済金額となるように考えると建売しかなかったんですよね。
仮に住宅ローンの返済が75,000円だったとしても、固定資産税や団体信用保険料が上乗せになると考えると、+20,000円ぐらい、つまり95,000円になるんです。
よくチラシなんかでは『アパートの家賃と同じ金額で家が買える!』とか言ってますけど、あれは詐欺ですよ…。
本音としては、家は機能・性能を重視したかったのですが、お金がないから妥協するしかないと思っていた…思い込んでいたんです。
建売住宅から注文住宅へ
建売住宅が安い、というのが思い込みだったんです。
家の値段というのは、イニシャルコストだけでは決まらないんです。何十年も済むからこそ、ランニングコストも考えなければならないし、むしろランニングコストのほうが重要だということに気づきました。
一条工務店の価値
一条工務店の機能・性能をざっくり列挙すると、
- 最新の設備が揃っている。
- オール電化。
- ほぼメンテナンスフリー。
- 気密性・断熱性が高く省エネ。
- 全室床暖房で冷えによる病気リスクを下げてくれる。
- 換気システムにより花粉といったアレルギーリスクを下げてくれる。
- 耐震等級3
- 長期優良住宅
- 価格は高い。でも注文住宅という枠で見れば中堅。
といった感じです。
一条工務店の家はすべてコミコミで4,000万円ほどしています。
我が家の近所には建売が立ち並んでいるところがあるのですが…実は、そこも見学したことがありました。買う目的ではなく、自分が買おうと思っている土地の周辺の地盤の強度を知るためです。
建売住宅の価格は2,500万円以上~3,000万円未満でした。家や土地の大きさはほぼ同じ、30坪程度です。建売と注文住宅を比較して、どれだけ注文住宅が高いっていうのがよくわかりますね。
何を重視するか?
結局、一条工務店と建売では全く機能・性能が違うため比較することはできません。
ですが、
- 一条工務店はイニシャルコストは高いがランニングコストは低い。
- 長期的に見れば、イニシャルコスト+ランニングコストは建売住宅とほぼ同じになると予想。
- 仮に一条工務店のほうが高かったとしても、冷えや空気など、病気リスクを低減する利益が得られる。
長期的に見れば金額的な差は縮まるでしょう。ゆえに、わたしの中にあった金銭的リスクを一条工務店はほぼすべて解消してくれました。
これは注文住宅ならどれも一緒というわけではなく、一条工務店だけです。他の住宅は機能・性能が良くてもランニングコストが高かったり、維持費がかかります。省エネな一条工務店だからこそ、です。
それでも建売のほうが安いとは思うのですが、とどめは健康ですね。
おおげさなたとえですが、何度も病気を繰り返してお金を使うより、病気になりにくい環境にするためにお金を使って健康的に過ごすほうがいいですよね。
同じだけのお金を使うにしても、その過程というのがすごく大事です。
まとめ
- 一条工務店と建売、正確には比較できるものではない。
- 建売と一条工務店は金額的に比較すると、長期的に見ればほぼ同じぐらいにはなると予想。
- それならば、健康的に過ごせる一条工務店のほうがお得な感じがする。
わたしが建売住宅から注文住宅へ移行したように、そういう選択肢も全然アリだと思っています。
むしろわたしが過去の自分に伝えたいことは、お金がないからといってあまり頭を固くせずに、建売住宅も注文住宅も、すべてちゃんと確認することです。
積水ハウスやダイワハウスとかは坪単価が100万円近い高級住宅なイメージがありますが、決して『自分には無縁だ』などと考えず、一度見学に行くべきです。
わたしも注文住宅なんて無縁と思っていましたが、一条工務店はわたしが気にしていたお金の悩みを解決してくれました。実際に一条工務店の家がどれだけ省エネかというのは下記の記事を参考にしてみてください。
あなたの悩みを解決するのはあなたではなく、メーカー側の仕事です。あなたの仕事は見学に行ったり、ブログあさったり、情報を集めることです。