わたしは軽症ではありますが喘息(ぜんそく)持ちです。
喘息って苦しい…というかけっこう怖い病気で、わたしの身近には喘息で亡くなってしまった友人もいました。(理由は喘息からの痰が気道に詰まり窒息死でした)
重症の場合には死亡リスクだってある。あなどれない病気です。
喘息になる、ならない、症状が軽い、重いについては、環境が大きく関係していきます。
わたしの実家は首都圏内ではあるものの割りと田舎なほうでして、亡くなったわたしの友人も喘息を改善させたいという想いで引っ越してきていたのでした。
ですが、今の時代は東京に勤務する方も多く、喘息に良いからといって空気がキレイな地方に住むというわけにもいきません。
ならば、家の中の空気をキレイに保つことができる家を買えばいいじゃない…!ということで一条工務店のi-cubeを建てたのが理由おの1つです。
目次
喘息持ちの私が一条工務店の家に住んでみて良かったと思える4つのこと
1.喘息対策商品認証されている
一条工務店の家は『喘息対策商品認証』という認証を取得しているようです。
喘息対策商品認証というのは、簡単にまとめるとオーストラリアでの認証であり、オーストラリア仕様で喘息に効果のあると認証された商品なのだとか。
要は、日本ではまた別の基準なので効果を保証するものではない、と。日本のほうが空気汚いでしょうから微妙ですね。
結局のところ、日本でははっきりとした効果はわからないということです。しかし、少なくとも全くないわけではないし、日本で測定はしていないけれども効果はある、とわたしは解釈しました。
一条オーストラリア(ICHIJO Australia Pty Ltd) は、住宅業界で初めて、アレルギーや喘息の対策に効果があると認められた商品に対して、「全豪喘息対策委員会(National Asthma Council Australia)」が認定する「喘息対策商品認証(Sensitive Choice)」を「i-smart」( オーストラリア仕様) で取得いたしました。
※当認証は、オーストラリアで認められたものであり、日本での同効果を保証するものではありません。■「喘息対策商品認証(Sensitive Choice)」とは
王立オーストラリア一般開業医大学、オーストラリア製薬協会、全豪喘息患者の会、臨床免疫学・アレルギー協会、の4 団体が共同で運営する非営利団体「全豪喘息対策委員会」が行う認証制度。オーストラリアでは、人口2300 万人の内、約200 万人が喘息を持ち、約700 万人が何らかのアレルギーであるとされています。そのため、そういった人々が、アレルギーに配慮された商品を選択できるようにするために始まった制度です。
引用:一条オーストラリア 住宅業界初「喘息対策商品認証」取得
こういった認証を取得するぐらいですので、日本と同じ効果が保証できないものだとしても、少なからず喘息持ちには優しい設計であるとわたしは思っています。
首都圏は空気が汚れていると思っていますので、精神的な面でも安心して過ごせるのです。
2.喘息の天敵と思われるPM2.5をフィルタしてくれる
PM2.5について、一条工務店の換気システム『ロスガード』が大幅にカットしてくれます。
ロスガードは家の外の空気を取り入れ、花粉やPM2.5をフィルタしてから家の中に送ってくれる装置です。
軽度ですが、喘息持ちのわたしが一条工務店の家に一番期待したことは、車の排気ガス・PM2.5、いわゆる大気汚染の根源のような汚染された空気をフィルタしてくれるっていうところでした。
こういった汚染された空気は目に見えませんからねぇ。一見キレイな空気を吸っているように見えても実は汚染されていて、それを何年・何十年と吸い続けて気がつけばおそろしい大病を患っていたりとか。
健康重視なわたしはできるだけ都心から離れたかったのですが、どうしても妻が利便性が欲しいといって聞きませんでした。
なので、泣く泣くちょっとだけ都心のほうに寄りました。おかげさまで我が家のすぐ近くに車の通りの多い道路があります。トラックとかも走るので大気汚染が心配です。
心配なのはわたしだけではないです。むしろ子どもたちのほうが心配です。子供は繊細ですぐに発疹とかアレルギーとか出たりしますからね。わたしの遺伝子も持っていますので、喘息を発症する可能性だってあります。
いったいロスガードはどれだけPM2.5というか汚染された空気をフィルタしてくれるのか?気になりますよね。
下記の画像はロスガードのフィルタです。左が1年間使用した結果で、右が使用前の新品です。
左側のフィルタの汚れは、本来入ってくるはずだった、わたしたちの肺に入ってくるはずだった汚れた空気です。
これを見ると、『…一条工務店の家は喘息を軽減してくれるかもしれない』と思えるのです。
3.家の中に入ってくる花粉を少なくしてくれる
喘息の原因に花粉があります。
こちらもロスガードのおかげでシャットアウト、家の外から家の中に入ってくる花粉の量を減らすことができます。
ただし、これで花粉を100%カットできるわけではありません。実際には、人が家の外から中に入った時、花粉を持ち込んでくるというケースも多いです。または布団を外に干したりとか。
あくまでもある程度削減してくれる、という意識を持っておきましょう。
花粉症の人は十分注意しているとは思いますが、原因は家の換気や人が持ち込むだけではなく、ご近所さんの環境も影響します。たとえばお隣さんの庭が完全に放置状態とか。
我が家の場合はお隣さんの植物が我が家に領空侵犯しており、なんやよくわからん種子がポロポロ入り込んできて生息地を拡大させております。
外構業者の施工も手抜きっぽいこともあり、我が家の庭は…微妙に荒れています。一条工務店で家を建てて失敗した出来事のうち、5本の指に入る失敗です。
雑草やらを処理するのですが、これまたよくわからんアレルゲン物質があるのか、病院送りにされてしまいました。
4.家の中で発生するカビを少なくしてくれる
これもまた喘息の原因の1つと考えられているカビ。
こちらも一条工務店の家ではカビは発生しにくいと言われています。
家の中で発生するカビというのは主に『サッシ』が挙げられます。
サッシが結露することでカビが発生するようです。
ですが、一条工務店のサッシは樹脂サッシでカビが発生しにくく、一応結露はしにくいとは言われています。ちなみに一般的な住宅はアルミサッシになります。
しかしこれもカビが発生しにくいだけであり、メンテナンスを怠ればカビは生えるでしょう。
理由は、一条工務店の家の窓が結露しまくっているからです。
本当に高気密・高断熱なら結露なんてしないとは思うんですけどね…まぁ何事も100%完璧はありえないということです。
今のところカビが生えるようなこともなく、家の中の空気は新鮮・キレイであると思います。
2年住んでみて…
2年経過したが喘息症状はなし
今のところは喘息の心配は全くなしです!
住んでから2年以上が経過していますが、わたしはなんともありません。もちろん、子供も喘息は発症していません。もっと経過を観察し、このブログで報告していきたいと思っています。
たまに子供が咳がひどい風邪になったりはします。そのたびに病院で診てもらっていますが、喘息という診断は一度も言われていません。
現時点では、医師から確定診断をもらっていないので、確実に喘息を発症していないと言い切れます。
ホコリ・ダニ・ハウスダストは変わらない
一条工務店の家は家の中に入ってくる空気をロスガードのフィルタによってキレイにした上で取り込んでくれます。
ですが、家の中で発生してしまった空気の汚染には弱いと考えています。
料理をしたときの匂いとかはロスガードの力で換気することはできると思いますが、家の中のホコリ・ダニ・ハウスダストについては換気しづらいのではないでしょうか。
その理由は、ホコリ・ダニ・ハウスダストは重量があるからです。こういったものはロスガードよりも強力な掃除機のほうが効果は高いでしょう。もちろん、我が家には花粉対策のためにレイコップも買ってあります。
さすがに花粉の多い時期は避けますが、ロスガードがあっても空気中に舞うホコリを換気するために窓を開けることもあります。
つまり、一条工務店のロスガードの効果は高いけれども完璧というわけではなく、適材適所ということです。
こまめに掃除は必要ですね。
ナノイーは喘息に効果がない?というか使えない?
実はナノイーは喘息持ちの人は使えない、と言われています。
なぜ?ナノイーって空気をキレイにしてくれるのだから使っても良さそうだし、喘息の症状を良くしてくれそうなんだけど…。
そう思っていたのですが、ナノイーの仕組みとしては、微量のオゾンが発生していて、それを大量に吸うと身体のトラブルを起こす可能性があるようです。オゾンってのが喘息に良くないんですよね。
ただし、『吹出口に顔を近づける』ということをしなければ問題はなさそうで、注文住宅のオプションだと天井に取り付けるのでまず問題にはならないでしょう。
喘息持ちの方はナノイーを取り付けるかどうか、ちょっとだけ考えてみたほうが良さそうです。
わたしの場合は軽度の喘息ということもあるし、寝室にナノイーはありません。運用上は今のところ問題なしです。
まとめ
- オーストラリアで喘息対策商品認証をされている
- PM2.5・花粉をフィルタしてくれる、カビが発生しにくい家のため、汚染された空気を身体に取り込みにくい
- ホコリ・ダニ・ハウスダストといった粒子のでかいものはロスガードじゃ換気しきれないと思われる
- いずれにせよ完璧ではない。過信は禁物。
効果はあるのでしょうけれども、過信は禁物。やはり理想としては、ちゃんと空気がキレイな環境に住む、ということが大切です。その上で一条工務店のような換気システムのある家に住む。
上述したように喘息で亡くなった人がわたしの身近にいます。喘息が直接的な死亡原因ではありませんでしたが、あなどれない病気です。
わたしは喘息の恐ろしさをよく知っていますが、妻にはわかってもらえなかったですね。
一条工務店の家は他のハウスメーカーと比較すると、ダサイとまではいかなくても華やかさが劣るようにも見えます。
ですが、一条工務店がわたしたちに提供してくれる価値の1つは『健康』なんです。一生住むから健康でいたい。見た目よりもわたしは健康重視です。