一条工務店で注文住宅を建て、住んでからある程度時間が経過しています。
ここをああすればよかったなぁ、といくつか失敗や後悔したことがあります。
これは一条工務店で建てたから後悔した、という意味ではありませんね。むしろ、おおむね満足です。
建売住宅だとすでに出来上がっているものを見て買うため、失敗や後悔は少ないかもしれません。
ですが、注文住宅だと、出来上がりをイメージできなかったり、自由すぎるために変な間取りになってしまうことがあります。
今回はわたしの注文住宅失敗談をお話ししたいと思います。
目次
廊下がない間取り
わたしは『効率の良い家』を目指していました。
効率の良い家とは、無駄のない家、ということを意味します。使用しないスペースや収納を無くして、できる限り部屋を広くするように心がけました。(そうしたほうが万が一家を売却するってことになった時に資産価値高くなりそうですしね)
限られた土地・スペースを無駄なく、効率よく使う。これこそがわたしの目指していた家です。
無駄なスペースとはいったいどこか?そのひとつが廊下です。そのためにわたしの家は廊下がほとんどありません。
1階と2階、あわせて畳2枚分しかないんです。
そのおかげでリビングはとても広いですし、各部屋も十分な広さを確保できています。
もちろんクローゼットの面積は別ですよ!部屋の広さにはとても満足できています。
お客さんが来たときにも、『リビングひろ~い!』というお褒めの言葉をよくいただきます。
廊下は家の”ゆとり”
しかし…、廊下を無くして、その分部屋を広くしたはずなのに、なぜか不思議と家が狭く感じるのです。
わたしの実家には廊下がありましたが、それでも家が広く感じていました。
わたしの結論としましては、廊下とは、家の『ゆとり』だったということです。
『ゆとり』があるからこそ狭いと感じさせなかったのです。
(とはいえ、首都圏では大きな家を建てるのは難しいため、どうしても効率を優先して廊下を削ってしまいますよね)
2階は扉を開けたらすぐ階段
廊下がないゆえに、扉を開けるとすぐ階段、という部屋があります。
ちょっと寝ぼけていると階段から落ちてしまいそうな感じがあります。
大人はともかく、小さい子どもがいるため、これは怖いところですね。
さらに最近では、扉の向こうに人がいた場合、押し出しで階段に突き落としてしまいそうなことがありました。…危険ですね。
間違いなく注文住宅で失敗と言えます。
おまけに階段が1階まで一直線のため、転んだら下に落ちるまで止まりません。
注文住宅で廊下のない間取りにする場合、階段と部屋の出入り口は離したほうが良いです。これは強くおすすめします!
コストをかけてでも最低限の廊下を作る、ゆとりを持たせましょう。
引き戸の扉はやめておくべきだった
スペースを限りなく有効に使おうとすると、廊下がない家になっていきます。
わずかな廊下に扉がたくさん面することになり、扉の開く方向を考えると引き戸になる扉が現れるのです。
2階でこどもと一緒に昼寝しているとき、わたしたち親のほうが気づかずにこどもが起きていることがあります。
そして、こどもの力でも引き戸なら開けてしまうことができます。
親の寝ている間にこどもが起きて、知らないうちに扉を開けてしまい階段から転落する。
そんなことが起きてしまうのではないかと心配しています。
せめて扉にカギだけでもつけておけばよかった…と後悔しています。
おわりに
- 部屋を広くする、効率よくスペースを使うには廊下を無くす。
- 廊下がなくなると部屋は広くなる。
- 部屋は広くなるが、不思議と狭く感じる。
- 廊下は家のゆとり。
- 廊下がある、というだけで、家が大きい、余裕のある家なんだな、と思わせてくれる。
今回は廊下のない家にしたことの失敗・後悔したと感じた点を書かせていただきました。
首都圏に限らず、いろんな事情により大きな家を作ることができない場合があると思います。
廊下のない家はどちらかというとメリットのほうが多いと思いますが、こんなデメリットもあるというわけです。
今回の記事ではデメリットについて書いていますが、住み心地については下記の記事を参考にしてみてください。