注文住宅の間取りはいろいろと悩みますよね。
最近の流行りの間取りとしては、リビングに吹き抜けを作る方が多いのではないでしょうか。
住宅展示場にいくと、ほとんどの展示場に吹き抜けがあります。
天井が高いと開放感があり、なんだか広く感じられます。
しかし、吹き抜けにもデメリットがあります。
今回は吹き抜けにして失敗した、と言っている友人の話をさせていただきます。
目次
リビングの吹き抜けは失敗?
わたしの友人Sさんは一条工務店のi-smartで家を建てました。
リビングには大きな吹き抜けがあり、正直な話とてもうらやましいです…!
そんなわたしから見ればうらやましいリビングの吹き抜けですが、Sさんはリビングの吹き抜けは失敗だ、と言います。
それは以下の理由なんだそうです。
- 部屋が暖まらない
- 1階の音が2階に筒抜け
吹き抜けのない我が家からすると、”なんだ、それぐらい別にいいじゃん”と思いがちです。
Sさんの体験談をもとに、1つずつ解説していきましょう。
リビングに吹き抜けがあると部屋が暖まらない
暖かい空気というのはどうしても上のほうに向かっていきます。
お風呂でもそうですよね、暖かいお湯が表面にくるようなイメージです。
一条工務店なら24時間全館床暖房なんだから関係ないのでは?と思ってしまうものですが…。
たとえば、奥さんが実家に帰省して家に1人しかいない場合、床暖房を切ることがあるそうです。
1日に家に寝るだけしかいないのであれば、さすがに床暖房はOFFのほうが節約になりますからね。
そんな時はエアコンでしのぐそうですが、どんなにパワーを上げても暖まらないんです。
床暖房を使っていたとしても、やっぱり1階は少し寒いと感じるようです。
吹き抜けはおしゃれですが、性能を考えるとないほうがいいみたいですね。
リビングの音が2階につつぬけ
Sさんは仕事の都合上、いつも夜遅くに家に帰ってきます。
帰宅するころには家族はみんな睡眠中。
そんな中、Sさんが帰宅して、食事して少しパソコンで作業して…ということをしていると、家族が起きてしまうことがあるのだとか。
テレビの音すら聞こえているようです。
一条工務店の家の場合、遮音性が高いため、音が家の中で響いてしまいます。
遮音性が高い=音が外に逃げない=家の中で響く、という構図ですね。
れもまた一見大した問題ではなさそうに思えますが…。
夜に見たいテレビを見れない、プライバシーがない、とSさんは言っています。
おわりに
リビングの吹き抜けは注文住宅であれば誰もが候補に入れるのではないでしょうか。
わたしも最初は吹き抜けがほしい、なんて思っていました。
性能だけで考えると、吹き抜けはないほうがよさそうです。
開放感のある生活がしたいのであれば吹き抜けを作るべきで、、コストパフォーマンスや暖かい快適な生活がしたいのであれば吹き抜けはないほうがいい、ということですね。
わたしとしましては、吹き抜けはないほうがおすすめですが、吹き抜けを作るのであればシーリングファンなどで上にたまった暖かい空気を循環させる方法を最初から考えておくとよいでしょう。