太陽光発電で利益出したいなら全量余剰より一括払い

太陽光発電を考えるなら利益を出したいと誰もが考えることですよね。

わたしの家は一条工務店のi-cubeで、この家の特徴は太陽光パネルがたくさん乗ることです。

普通の家であれば多くても5kWぐらいでしょう。

しかし、一条工務店の家は屋根がすべて太陽の方向を向くことになるため、10kWを超える家が多いです。

そうなると全量買取か余剰買取か、どちらにすべきか悩むことになるでしょう。

今回はわたしなりに考察した結果、全量余剰で悩むより一括払いがお得な話をさせていただきます。

全量余剰、悩むより一括払い

新築時に太陽光発電を乗せるとなると、太陽光パネルはすべて住宅ローンに含める方が多いと思います。

しかし、ここでよく考えていただきたいのです。

全量、余剰、どちらにするかで利益がどれだけ変わるかを計算されている記事をよく見かけます。

そもそも、そんなに利益を出したいのであれば、太陽光パネル分の借り入れ分をすぐに繰り上げ返済すべきなのです。

10kWぐらいの太陽光パネルで、借入額が約300万円ほどとします。

35年返済ですと、すべて返済し終わるころには支払い総額400〜450万円になっているはずです。

利益は出ますが、期待するよりは小さくなるのではないでしょうか?

太陽光パネルの借入分を一括返済すべき理由

これは一条工務店の太陽光パネルに限定される話になります。

一条工務店の太陽光パネルは”夢発電”というプランで購入することが多いのです。

この夢発電とは、初期費用ゼロ円をうたっておりまして、太陽光パネル分は一条工務店がお金を貸します、というものです。

太陽光パネルの支払いは売電分から払うというもので、余った分が利益になります。

これが10年の返済プランであり、10年完済予定になっています。

この夢発電が甘い罠でして、住宅ローンの借入額は見た目上増えないため気持ちが楽になります。

しかし、その裏ではしっかり追加で太陽光パネル分の借金はしています。

おまけに普通の住宅ローンよりもずっと高い金利1.5%。

さらに、売電分で毎月の返済分に届かなかった分は支払うことになっています。

2重ローンですね。

住宅ローンではないため、団体信用保険も適用範囲外です。

おわりに

太陽光パネルを住宅ローンで購入することにはあまり大きなメリットはないです。

本当に利益をだしたいと考えるのであれば、全量余剰よりも一括繰り上げ返済をすることを考えましょう。

太陽光パネルは投資の一つです。

投資は利益をどれだけ出すか、より、どれだけリスクを減らすか、どれだけ損を減らすか、を優先すべきなのです。

特に一条工務店で夢発電を利用している方は繰り上げ返済がおすすめです。

実はわたしも夢発電を選んだ一人です。

今はなぜ夢発電を選んでしまったのだろうと後悔しています…。