一条工務店のオプションに「情報ボックス」というものがあります。
どこの家庭にも今はインターネット接続、プロバイダに加入していることでしょう。
インターネット接続するとなると、モデムやらルータやら、いろんな機材が必要になります。
場所は取るし配線もごちゃごちゃするし…。
それをすっきり解決するのが情報ボックスです。
新築のきれいなお家ですので、きれいにすっきりさせたいですよね。
しかし、わたしはあえてこれを採用しませんでした。
今回は現役のエンジニアならではの理由を書かせていただきます。
目次
情報ボックスの柔軟性
まず最初に伝えたいことは、情報ボックスはサイズが決まっているということです。
ここにネットワーク機器を詰め込みますが、ネットワーク機器を追加してくことや、置き換えていくこともあるのではないでしょうか?
限られたスペースでは、ネットワーク機器を追加できない、ネットワーク機器が大きくて置き換えられない。
そういったことが発生します。
ネットワーク機器が増える
情報ボックスにどれだけ詰め込めるかはわかりませんが、今後ネットワーク機器が増えていく可能性があります。
最初のうちはモデムとルータ、その程度でしょう。
ハブなんかもあるかもしれませんね。
一番考えられるのがネットワーク対応のハードディスクの追加です。
ハードディスクをルータに接続し、家族みんなでハードディスクを共有する、というものです。
みんなで写真や動画を共有したくなりませんか?
家族の大切なデータを一家の大黒柱がしっかり守りたくありませんか?
家族みんなのデータを守るには、ネットワークに対応したハードディスクが必要です。
柔軟性をもたせるために情報ボックスが不要だったのです。
ネットワーク機器の構成を変える
一般的にはルータといったらバッファローやNECといった会社が発売しているものになります。
これで機能的には十分です。
しかし、わたしのような人間はもっとコアな設定をしたい時があるのです。
もっと高機能なルータがほしい、簡単に言うと情報ボックスの中にパソコンを入れたいんです。
でもさすがに情報ボックスの中にパソコンは入りませんよね。
さらにwebサーバやファイル共有サーバ、いろんなサーバを構築して、「ホームサーバ」の構築を夢見ております。
サーバを用意してそこに外付けハードディスクを接続してしまえば、ネットワーク対応のハードディスクも不要になります。
サーバでハードディスクを管理できるため、楽になります。
スマートな家にはスマートなシステムを。
スマートな生活に一切妥協はしません!
スマートな家にスマートなパソコンであるMacをおすすめしたい
ここまでやってはじめてスマートハウスです。
配線の柔軟性
情報ボックスの内の配線は、テレビ、電話、LANケーブル、これらをまとた線になってしまいます。
この中でちょいちょい規格が変わっていくのがLANケーブルです。
将来的にもっとインターネットの速度が早くなったとき、ケーブルを変えなければならないといったことが発生します。
そんなとき、情報ボックス内でまとめられてしまったケーブルはどうやって変えるのか?
どのくらいで変わるかはわかりませんが、柔軟性は持たせたほうが良いでしょう。
おわりに
情報ボックスの採用は結構ぎりぎりまで悩みましたが、わたしにとってはデメリットのほうが多かったです。
ネットワーク機器の構成なんて変更しない!という方であれば、家の中をすっきりさせてくれるのでおすすめです。