一条工務店の家は防音性・遮音性が高いとよく言われています。
それらは超機密・超断熱の副作用のようなものだとわたしは考えています。
人によっては家を小学校や中学校の近くに建てなければならない…という方もいるでしょう。
小学校や中学校の近くの家は騒音が気になりますよね。騒音といっても子供の声や多くの人が歩く音、そんなところでしょう。
家を建ててから騒音で悩むのはつらいです。回避するためには防音性・遮音性の高い家を建てる必要があります。
という理由で、一条工務店が候補に上がってどうしようかと悩む方もいるでしょう。
今回は、一条工務店の家を騒音の代名詞である厚木基地の近くに建てたわたしの感想を書きます。
目次
一条工務店の防音性・遮音性
今までに一条工務店の防音性能については何度か書いてきました。
その感想としましては、高音はほとんどシャットアウトできていますが、低音はどんなに遠くても完全には防ぎきれない、といった感じです。
例えるなら、人の声なんかは少し距離があれば簡単に防いでくれますが、飛行機・ジェット機の轟音はどんなに遠くても防ぎきれないです。
結論としては、超機密・超断熱ゆえに他の家よりは遮音性能が高いはずですが、完璧ではない。過度な期待は禁物ということです。
騒音がひどい、厚木基地に2年近く住んでみた感想
実際にわたしは騒音がひどいと言われる厚木基地の周辺に住んでいます。
わたしは別にどうしてもここに住みたかった!というわけではなく、家庭の事情などがあり基地周辺に家を建てることになりました。
わざわざ騒音被害のある街に引っ越すというのは不安で仕方がありませんでした。ある意味『賭け』のようなものでした。
しかし、きっとこれから家を建てようという方の中にもやむをえない理由で騒音被害のある街、騒音被害があるであろう場所に引っ越す人もいるでしょう。
そんな仕方なく厚木基地の近くに引っ越し、2年近く住んでみた感想としましては、飛行機・ジェット機の騒音はほとんど耐えられる、というレベルでした。
それも一条工務店の遮音性能が高いおかげではあると思っています。
ヘリコプターの音や飛行機の音はほとんど問題にならない騒音ですが、ジェット機の騒音はほぼ筒抜けってぐらいうるさいです。
ただ、それが24時間365日ずっとというわけではありません。それに最近ではジェット機があまり飛んでいません。なので、耐えられるというかあまり問題ではない、という感じです。
学校付近の騒音はどうなるのか?
学校付近に住むとして、気になる騒音といえば下記の2つでしょう。
- 子供の声
- 子供の足音
実は、わたしの家は小学校も近く、家の前が通学路にもなっています。
結論から言いますと、学校の近くに家を建てたことによる騒音はほとんど気にする必要はないぐらいです。
子供の声
まず子供の声についてですが、家の中にいれば子供の声はほとんど聞こえません。
家の性能が高くてシャットアウトしてくれているのか?騒がしい子供がいないのか?聞こえてこないのでわかりません。
幹線道路のトラックが通る音や、飛行機・ジェット機の騒音に比べれば人の声なんて大したことないです。
子供の足音
1人1人の足音程度であれば何も感じることはないのでしょうけれども、人が集まり多くなると足音の音量も上がりますよね。
ですが、これも問題なし。人の足音が気になるということも全くありませんでした。
子供の足音なんてやっぱり大したことないです。一条工務店の家に騒音を与えるなら軍隊の行進でもないと…。
騒音が発生する時間帯を意識してみる
学校付近に家を建てるという方は騒音を気にされている人がいるようですが、一条工務店の家を小学校の通学路に建てて住んでいるわたしの感想としては騒音は全く気になったことがありませんでした。
それでも心配だ!という方がいることでしょう。
騒音を気にする方は音の大きい・小さいにこだわりがちですが、騒音が発生する時間帯についても考えてみてください。
たとえば小学校の近くに家を建てるから騒音が心配、といっても、実際に騒音が発生するのは朝の8時~8時30分あたりでしょう。
帰りは少しバラけはしますが、それでもずっと騒音が発生するわけではないはずです。
騒音が発生すると困る時間帯というのは夜寝ている時間帯でしょう。学校付近の騒音より、基地の騒音より、幹線道路の騒音を気にしたほうが良いとわたしは思います。
気になるのは騒音よりも視線
むしろ学校付近に家を建てた場合、気にするべきは騒音よりも視線だと思います。
これはわたしの実体験なのですが、子供はどうも新しい家に興味があるようで、しょっちゅう家の中をのぞかれます。
しかも、わが家はカーテンなしの家です。窓に物置いたり、少し目隠しはしているものの覗けば家の中が見えます。
大人であれば家の中が見えたとしても、意図的に覗こうとする人は少ないでしょうけど、子供の場合は腰をかがめて家の中を覗き込んできます。目があった時の気まずさと言ったら…。
家が経ってからかれこれ2年経過しています。家の中を覗き込む子供も今ではいなくなりました。
まとめ
- 一条工務店の家は防音性・遮音性が高い
- 幹線道路の音ですらシャットアウトしてくれる
- それぐらいの性能なので、小学校・中学校付近の人の声・足音程度は問題ない
- 実際に小学校の通学路に家を建てて住んでいるけど気にしたことない。
- むしろ音よりは視線のほうが気になる
小学校や中学校の近く・通学路に家を建てるというのは騒音が心配だ、という面もありますが、人の通りが多い分、防犯の面でメリットがあると思っています。
通学路であるということは学校もそれなりに近い証拠ですからね。学校が近いと変な人に声をかけられる不安も減ります。
そういった場所は周辺の人の目も結構ありますし。子供が寄り道することも少なくなりそうですし。
学校付近の家はデメリットよりメリットのほうが大きいんじゃないかな、とわたしは思います。