“icublog 家と生活”にZEH(ゼッチ)をキーワードに検索して訪れる方がけっこう多いです。
いつもありがとうございます。
わたしは2015年にZEH申請をし、2016年にしっかり130万円振り込まれました。
今回はこの実績をもとに、ZEH申請をする上で注意してほしいことをまとめます。
目次
ZEH申請するための注意点
タイトな日程
かなりタイトなスケジュールとなります。
ZEH補助金をもらうための条件に、”いつまでに引き渡しが完了していること”というのがあります。
ここ最近では人手不足の影響か、契約してから着工までに時間がかかるケースが多いようです。
実際、わたしは一条工務店で家を建てましたが、2月ごろに契約して着工は8月、引き渡しは12月でした。
ZEHの内容としては1月までに引き渡しが完了していること、というのが条件にあったのでぎりぎりですね。
一条工務店でZEH補助金を狙うのであれば、1月スタートでぎりぎりです。
しかし、ZEH対象者は優先して進めてくれているようでもありました。
ZEH補助金を狙うのであれば、日程的にまにあうのかどうかもしっかり営業の方と相談すべきです。
ハウスメーカー単位で枠が決まっている?
わたしが最初に説明を受けた時、”ZEH補助金の予算はXX円あり、そのYY%を一条工務店で確保しています”、という説明がありました。
ZEH補助金は国が出すものです。
当然予算があり、それがなくなれば補助金はもらえません。
そして、営業さんの話の内容からして、その予算をハウスメーカーで分けているようでした。(2015年時点の話)
その中でも一条工務店が確保している割合は、”ハウスメーカーがたくさんある中、かなり多く確保しているんだなぁ”という印象を受けました。
単純に一条工務店の家の数が売れているから多いのか、性能が高いからたくさん確保できたのか、ここは一般ユーザーからはわからないところです。
ZEH仕様にするのに費用がかかる
ZEH補助金は130万円という大きな金額です。
しかし、それだけお金もかかります。
太陽光パネル、高気密・高断熱仕様、HEMS仕様、ZEH設計費用、などなど。
これだけで普通は500万円以上はかかるでしょう。
太陽光パネルについては割ともとが取れるものだと思いますので良いとして。
高気密・高断熱仕様というのはけっこうお金がかかります。
とあるハウスメーカーだと、30坪の家に対して200万くらいの見積もりになりました。
一条工務店の家であれば標準でZEH条件を満たしているものが多く、プラスαぐらいでZEH申請することができます。
ZEHが絶対にお得!かどうかはハウスメーカーによって左右されますので、よく検討してみてください。
必ずしももらえるわけではない
上述しましたが、ZEHの予算には限りがあります。
予算がなくなれば終了です。
2015年では、応募が1期、2期、3期と、3回の機会がありました。
後ろになるにつれ、枠が少なくなっていきます。
わたしは最速でスタートしたはずですが、2期での応募になりました。
応募をすれば確実に補助金がもらえる、という保証はありません。
実際に入金があるまではドキドキします。
たくさんのお金をかけてZEH補助金がもらえない、そういった最悪ケースも視野に入れたほうが良いでしょう。
おわりに
ZEH補助金を狙って漏れた人がいったいどれだけいたことでしょうか。
ZEH補助金の制度はかなりシビアなものとなっています。
リスクとリターンをよく理解し、しっかり計画を立てる必要があります。
こちらからの提出書類が滞ることで破綻する、なんていうこともありますので、すべてを営業に任せるのではなく、自身でも日程を把握しておくべきです。