太陽光発電、太陽光パネルを搭載しようとしたとき、全量買取にすべきか余剰買取にすべきか、とても悩ましい問題ですよね。
多くの人が全量買取の方が圧倒的に利益が出る!といった意見になっています。
しかし、わたしはあえて余剰買取を選択しました。
今回はわたしが余剰買取を選択した理由、電気代上昇リスクについて書かせていただきます。
目次
電気代が上がることを想定すると余剰買取がお得
電気代が上がると余剰買取のほうがお得になります。
それはなぜかというと、たとえば2015年時点では余剰買取の売電単価が33円、全量買取の売電単価が29円とします。
そして買電単価が31円とします。
(ここでは時間帯による電気代の変動は無視します)
余剰買取は発電した電気を自分で使い、余った電気を売る。
全量買取は発電した電気を全て売り、自分で使った分はすべて買電となります。
どちらを選んでもほぼ売電単価=買電単価となりますね。
おおげさな例えですが、ここで10年後に買電の単価が100円になったとします。
売電単価>買電単価という式です。
もしこのようになると、電気を売るよりも自分で使ったほうが圧倒的にお得になります。
余剰買取のほうが実質70円ほどお得になる、というわけです。
全量買取は20年間固定で安心、と思われるかもしれませんが、円安や電気代の値上がりなどの理由により20年後もお金の価値が同じとは限らないのです。
この先、電気代は上がるのか?
わたしは将来的に電気代は上がると考えています。
エネルギーは物を燃やすことで発生するものが多いですが、電気の場合は燃やす以外にも水力や原子力といった、燃やすこと以外でも発生しています。
地球温暖化や物を燃やす、つまり再生可能エネルギーを使っていく流れになるでしょう。
最近では電力自由化の流れがありますが、結局は東京電力の一人勝ちのままではないでしょうか。
東京ガスやエネオスなど、圧倒的に東京電力より安い!といった構図にはならないと考えています。
太陽光パネルを搭載する家もどんどん増えていきますよね。
自宅で発電する人が増え、東京電力からの買電が減っていけば、企業としての利益も減ることになります。
企業を存続させていくためには電気代を値上げせざるをえません。
福島原発の問題もありますので、やはり電気代は上がる傾向にあると思われます。
おわりに
わたしとしましては、電気代が上昇すると考えていますので、これからは余剰買取がおすすめです。
電気代が上昇しても柔軟に対応できるのが余剰買取のメリットです。
全量買取の20年固定を考えると、20年先まで安定して利益が〜ということに目がいってしまいます。
しかし、太陽光発電は投資と同じです。
投資で一番大切なのは、損をしないこと、確実に利益を出すことです。
わたしは余剰買取を選択し、ZEH補助金130万円ももらいました。
手堅くやっていきましょう。