この世には知らないだけでリスクほぼゼロの資産運用方法がいくつかあります。以前、下記の記事を書かせていただきました。
[brogcard url=”https://icublog.com/investment”]これは株主優待タダ取りという裏技的な資産運用方法です。わたしも株主優待タダ取りを使って月平均にして3万円程度は利益を出しています。
アクセス解析をしたところ、検索で訪れる方はまだいらっしゃらないようですが、お金の話は興味のあるテーマのようで多くの方に読んでもらえたようです。お得情報を展開することができて、わたしもうれしいです。
株主優待タダ取りはリスクがほぼゼロでかなりおいしい資産運用方法と言えますが、実は他にもリスクを抑えて手堅く資産運用出来る方法があるんです。
好評だった株主優待タダ取りに続き、今回はFXを使った『スワップ金利サヤ取り』というものをご紹介します。
目次
FXとは?
そもそもFXとは何か?言葉だけは聞いたことがある人も多いと思いますが、なかなか悪名高いイメージですよね。1夜にして全財産をふっとばすようなイメージがあります。
NAVERまとめの下記の記事を読んでみると恐ろしさが伝わるかと思います。
→初心者がFXに手を出す前に読むべきコピペ – NAVERまとめ
FXは『外国為替証拠金取引』というもので、『自分のお金を担保にして外貨の取引をする』、といったものです。
FX最大の特徴『レバレッジ』について
FXといえばレバレッジです。レバレッジは『てこ』という意味があり、『てこ』とは『てこの原理』の『てこ』です。
つまり、自分のお金を担保にして、自分の資金の何倍もの取引ができるというわけです。
『レバレッジ3倍』みたいな言葉を聞くことはないでしょうか?たとえば自分の資金が100万円あったとしたら、レバレッジ3倍 = 300万円分の取引をするということです。
外国為替の取引は最小単位が100万円なんてところも多いのですが、レバレッジのおかげで資金が少ない人でも高額のお金を動かすことができるのです。これが良いところでもあり、悪いところでもあるんですよね。
『買い』と『売り』がすごく簡単
FXは株の売買と違って売買がすごく簡単です。買いと売りはボタンひとつで、他に決めるのはいくら売買するのかを決めるぐらいです。
もう少し掘り下げると指し値、逆差し値といって、条件を満たしたら売る、または買う、ということも決められます。
株の場合は他にいろいろごちゃごちゃしていますが、FXはいたってシンプルです。この気軽さがまた良いところであり悪いところでもあるのですが…。
特にFXは売りが最初から始められるのがいいですね。株の場合は信用取引の申請をしなければならなくて面倒です。
(売りとは、株で言うところの空売り、自分の資金を担保に外貨を借りて売るイメージ。安くなったところで買い戻して返済することで利益が発生する)
スワップ金利サヤ取りとは?
たとえば1ドル100円で買ったとして、1ドル110円になれば10円の利益になります。これが為替差益というもので、FXのメインはこの為替差益で利益を取っていくものです。
しかし、為替差益にも利益を発生させるものがあるのですが、それがスワップ金利と呼ばれるものです。
スワップ金利(スワップポイント)とは?
スワップ金利(スワップポイント)とは何か?たとえば通貨Aは金利が1%、通貨Bは金利が約3%あったとします。
この2つの通貨の金利差のことをスワップ金利と呼びます。
通貨Aを担保にして通貨Bを買った時、3%の金利をもらうことができ、代わりに通貨Aの金利1%を支払うことになります。結果として、2%の金利(スワップ金利)をもらうことができるというわけです。
逆に外貨を売ると、スワップ金利を支払うことになります。
FXは為替の変動だけではなく、通貨ペアの金利差を利用することでも利益を出すことができるのです。
会社によってスワップ金利に差があることを利用する
実は証券会社によってスワップ金利でもらえる金額に差があるんです。証券会社Aではスワップ金利で得られる金額が大きく、証券会社Bではスワップ金利支払う金額が小さいといったことがあります。
つまり、証券会社Aで外貨を買って証券会社Bで外貨を売れば、スワップ金利を多く受け取りスワップ金利を小さく支払う、ということになるんです。
たとえば、証券会社Aで買うとスワップ金利は110円、証券会社Bで売るとスワップ金利は-70円とします。その差は40円です。
買いと売り、両方を同時に取引していますので、為替の変動によるリスクは相殺することができます。これにより、ほぼノーリスクで1日40円もらえるというわけです。
レバレッジを上げて証拠金を維持するだけで年利8%程度が稼げる
40円ぽっちのお金なんて…と思うかもしれませんが、ここで登場するのがレバレッジです。
1日40円といっても、レバレッジが5倍になれば200円です。一ヶ月にして200円 x 30日 =6,000円、1年にすれば6,000円 x 12ヶ月 = 72,000円になります。この利益を得るために必要な資金が100万円とすれば、年利は約7.2%ということになります。
ここではあえて通貨ペアや本当のスワップ金利を記載していませんが、実際にやってみるとだいたい約8%の年利になります。最適な通貨ペアやスワップ金利は日々変動するもので一概にどれが良いとは言えませんが、金利が高い南アフリカランドやトルコリラが良いです。
レバレッジを5倍にしている理由は、担保にしている資金、『証拠金』と呼ばれるものを保つためです。
証拠金を維持できなくなってしまうと、証券会社が強制的にロスカットしてしまうのです。
この強制ロスカットとは、含み損が大きくなりすぎてこれ以上は借金になっちゃう、といった時に強制決済して損切りするというものです。ある意味救済措置でもあります。
スワップサヤ取りはただ単純に証拠金を維持することに注力すれば良くて、たとえば為替の変動で証券会社Aのほうが証拠金の維持できなくなりそうなら、反対に証拠金維持率に余裕が出ている証券会社Bのほうから証拠金を移動して補充するだけの作業です。
リスクについて
レバレッジをかけすぎると頻繁に資金を移動させることになり、手数料がかかってしまい利益が出づらくなります。また、ちょっとした世界的な事件(テロや地震など)が発生すると相場が大きく変動することがあり、一方がロスカットされてしまうこともあります。
最悪なケースが、一方がロスカットされて、その後すぐにリバウンドして逆方向に大きく動き、もう一方もロスカットされるパターンです。これが起こると1夜にして全財産失うことになります。
こういったことが起こらないように、急な変動にも耐えられるようなるべくレバレッジは低めに設定しておき、必ず毎日為替のレートを確認しましょう。指し値、逆指値もしっかり設定できると良いですね。
株主優待と同じように、やるのであればしっかりFXを勉強しておくことをおすすめします。
まとめ
以上のことをまとめますと下記のとおりです。
- スワップ金利サヤ取りとは証券会社によって異なるスワップ金利を利用した資産運用方法
- 買いと売り、両方同時に取引しているため為替変動のリスクを相殺している
- FXのスワップ金利サヤ取りを利用することで年利8%程度はリスクほぼゼロで稼げる
- リスクは証拠金を維持できなくなってしまうこと!証拠金を維持できるようできるだけレバレッジは抑えておくのがおすすめ
今回の記事も株主優待タダ取りと同じように、こういう方法があるのだということをみなさんに伝えられればいいなぁと思います。興味が湧いた方はぜひ『スワップ金利サヤ取り』で検索してもっと深く調べてみてください。
年利8%となると、1,000万円のお金があれば1年で80万円増えますね。1億円あれば800万円!働かずに生活できてしまいます。まぁ理想論も結構入っていますが。
お金は右から左、左から右へ流すだけでほぼノーリスクで増やす方法がいくつかあるものです。『ウソだ!うさんくさい!』と決めつけずに、まずは疑ってみることから始めてみるのも良いでしょう。
この記事がみなさんの生活に少しでもお役に立てるとうれしいです。