一条工務店は『家は性能』と言うだけあって、機能・性能がすぐれています。
高気密・高断熱、全室床暖房が24時間稼働。全館空調で空気もキレイ。省エネで健康的という、お金と人に優しい家です。
そんな高性能な家はi-smartとi-cubeの2つのラインナップがあるのですが…。
一条工務店で今、売れに売れているのはi-smartだと思っています。
そんな中でわたしはi-cubeを選びました。
i-cubeが先に発売され、ワングレード上の商品がi-smartです。
いまどきi-cubeをあえて選択する人はあまり多くないかもしれませんね。
でもi-cubeにはi-cubeなりの魅力があると思っています。
さらに周りの環境により、i-cubeを選ぶ必要がありました。
今回はわたしがi-smartではなくi-cubeを選んだ理由についてご説明します。
目次
単純にコストを削減したかった
i-cubeとi-smartでは坪単価が違います。
わたしが家を建てようとした時には、i-smartのほうが坪単価が5万円程度高かったのです。
- i-cubeが坪単価約55万
- i-smartが坪単価約60万
30坪の家を建てるとしたら、i-cubeが約1,650万、i-smartが約1,800万。
差額はたったの150万円じゃん!と思われるかもしれませんが、わたしにはこの差がとても大きかったです。
注文住宅はただでさえ簡単に予算オーバーしてしまいますので、少しでもコスト削減が必要でした。
また、150万円という金額はあまり軽く見ないほうが良いです。
150万円借入が増えると、住宅ローンの1ヶ月あたりの支払いはざっくり4,000円~5,000円程度増えます。
家の性能がi-cubeのほうが高かった
i-cubeとi-smartを比較して、C値、Q値(気密性、断熱性を数値化したもの)がi-cubeのほうが性能が高いです。
一条工務店の公式HPによると、下記のようになっています。
i-smart | Q値=0.82 | C値=0.59 |
i-cube | Q値=0.62 | C値=0.59 |
i-smartはデザインを重視しているため、窓が大きいといったせいでしょうか。
極端な話、家は窓を一切排除してすべて壁にしてしまったほうが断熱性が高くなります。ゆえに、窓が大きかったり多い家はQ値が下がります。
少しでも性能の高い家のほうが省エネであり、節約につながります。
家の建物の価格は150万程度の差かもしれませんが、長い目で見ると150万よりずっと大きな金額の差ができます。
つまりi-cubeのほうがずっとコストが抑えられるという結果になるわけです。
首都圏では大きな家を建てることがむずかしい
私は神奈川県の横浜に近い場所でi-cubeを建てました。
すぐ隣に厚木基地という騒音発信源のある街です。
そんなワケありな土地でも35坪の土地の価格は1,600万円と地方と比べると高めです。
というわけで首都圏で注文住宅を建てようとすると、どれだけ家のコストを抑えるかが重要になってくるのです。
むしろ首都圏では建売のほうが売れているのかもしれませんね。
そんな環境の中でも、少しでもいい家を持ちたい、せめてコストパフォーマンスのいい家を持ちたいとなると、i-cubeが有力候補になるのです。
i-cubeのデザインのほうが好きだ!
これはわたしではなく、妻の意見です。i-smartとi-cubeは若干デザインが異なります。
家の外観についてはハイドロテクトタイルという太陽光・雨で自然に洗浄されるという外壁タイル(オプション)を採用することで、ほぼ同じになります。
ハイドロテクトタイルは本当に良いオプションなのでi-cubeでも採用する、ゆえにi-smartとi-cubeの見た目はほぼ同じになるとして…。
i-smartとi-cubeで差が出るのは家の内装になります。
これはわたしの体感ですが、
- i-smartはスマート・クール
- i-cubeは家庭的・あたたかみがある・カワイイ
といった印象です。
i-smartは特に男性にウケが良いと思っています。もちろん女性でもi-smartのほうが良いと考える人は多いでしょう。
ですが、女性の中にi-cubeのほうが良いと考える人もいるのだと思います。こちらも、i-smartとi-cubeの比較記事である下記を参考にしていただければと思います。
おわりに
- 単純にコスト削減をするために、i-smartではなくi-cubeを選択した。
- 若干だけども、i-smartよりi-cubeのほうが性能が高い。
- 首都圏は土地が高いので必然的に家の価格を落とさなければならなかった。
わたしもできることであればi-smartがよかった!ぶっちゃけこれが本音です。(笑)
ただ、家を買う上ではどうしてもどこかで妥協は必要です。すべて理想通りにやろうとするとお金がいくらあっても足りないです。
むしろi-smartにしておけばよかったと後悔することもあります。
でもi-cubeにもそれなりの良さがあり、長い目で見ればお金という形でこの差を回収できると考えています。
もともとわたしはかなりの倹約家で、単独貯金で1,000万を超えていたほどです。
節約家・倹約家、そういう人にはi-cubeのほうが魅力的にも見えます。
i-smartが売れている中で、あえてi-cubeを選択する。
そういった選択も悪くないとわたしは思います。