我が家の洗濯機はドラム式洗濯機です。かれこれ使いはじめてから2年以上が経過しています。
以前、このブログではドラム式洗濯機についての記事を書きました。
買ってはみたものの、子供が閉じ込められやしないかと不安な日々を送っている、という内容です。
1~2年に1度ぐらいでしょうか…ドラム式洗濯機に子供が閉じ込められる事故が発生していますよね。
で、ニュース見ていて気づいたのですが、このお宅…我が家と同じ一条工務店じゃないですか!
https://www.youtube.com/watch?v=xog1FWH4gEI
とても他人事とは思えません。
我が家がドラム式洗濯機を導入してから2年。いったいどのようにリスク対策して過ごしているのか、というお話をさせていただきます。
目次
ドラム式洗濯機採用の経緯
そもそも我が家はなぜドラム式洗濯機を選んだのか?
わたしはドラム式洗濯機ではたびたび子供が閉じ込められて窒息死、というニュースを見かけていたので大反対でした。
ですが、わたしの妻がかたくなにドラム式洗濯機がいい!とせがんできたのです。
ドラム式洗濯機の何がいいのかというと、
- 乾燥機能で服がよく乾く
- 汚れがよく落ちる
- 節水になる
などなど、いろんなメリットをあげてきます。
ですが、わたし個人としては本当の狙いはこっちだろ?って話です。
- 見た目がオシャレ
- 最新家電って感じがする
- なんとなく『お金持っている家』感がある
わたしの妻もほどほどに見栄を張るタイプですからね。やっぱお友達がいい家持ってたりいい家電持ってると対抗したくなるようです。特に新築・注文住宅だったらそれに見合うだけの良い家電がほしくはなるでしょう。
ドラム式洗濯機の隠れたリスク
ドラム式洗濯機による閉じ込め事故のニュースを聞くと、おそらく世間一般の多くの方は下記のように思うでしょう。
- 親なんだからしっかり子供見てろよ!
- チャイルドロックを使ってなかった?完全に親が悪い!
まぁ当然、親が責められてしまいますよね。
ですが、ドラム式洗濯機を置く家だからこそ言わせていただきたいのですが、閉じ込め事故は本当にどこでも起こりうる話なんですよ。
子供は洗濯機の中に入りたがる
子供のいる家庭であればわかると思いますが、子供って狭いところが大好きです。わたしの息子も机の下に入ったり、わたしにトンネル作って~と言って馬ポーズさせられます。
そんな狭いところに入りたがる子供が洗濯機の中に入りたがらないわけがありません。入るためならなんだってする…そう、親が寝ているスキをついてでも…。
洗濯機に入っちゃダメ!と言えば言うほど入りたくなる
- 洗濯機に入ってはいけない!
- 洗濯機の中に入ってフタが閉まったら閉じ込められるよ!
- 閉じ込められたら窒息死するよ!
子供にはいくら言ってもわかってくれないでしょう。ダメと言われるほどやりたくなってしまうものです。
ほとんどの家庭は注意すればまぁ入らないと思います。ですが、親の言うことの、反対のことをする子供だってたくさんいます。
子供に注意する、言い聞かすだけでは100%防ぐことはできませんし、そのわずか数%が自分の家庭ってこともあるんです。
ドラム式洗濯機のフタは開きっぱなし
そもそも事故が起こる家って、
- チャイルドロック使ってないの?
- フタしめてないの?
これはドラム式洗濯機を使ってみればわかるのですが、洗濯後はフタを開けっ放しにしておきます。
なぜ開けっ放しにするのかというと、洗濯機の中を乾燥させるためです。これをしないとカビが生えて洗濯機が臭くなってしまうんですよ。
おかしな話ですよね。チャイルドロックがあっても洗濯機のフタを開けっ放しにしているから使えない、とか。
これではドラム式洗濯機が子供に入ってくれと口を開けて待っている状態です。
…ちなみに、我が家のドラム式洗濯機にはチャイルドロック機能すらないんですけどね。事故発生後、チャイルドロックしなきゃと思って探してみたらなかった…。
我が家なりのドラム式洗濯機閉じ込め対策
基本の対策
- チャイルドロックを徹底する。
- 子供に入るな!と言い聞かせる。
- ゴムバンドでフタが開かないようにする。
- 近くに踏み台を置かない。
これらの情報はネット上でよく見かけるものです。ですが、チャイルドロックがないタイプもありますし、子供は言うこと聞かない、ゴムバンドはめんどくさくなって使わなくなるでしょうし、洗面所なんてたいてい近くに踏み台があるものです。
上記は最低限やってかなければならないのですが、すべて徹底できない人もいるでしょう。
ここから先は我が家なりの工夫した対策です。
入るな!ではなく、フタ開いてたら閉めてね!
逆転の発送です。上述した通り、子供って『やるな!』っていうとたいていやるんですよね。ダチョウ倶楽部か!っての。
一応入るなとは言っていますが、子供の心の中ではどのように捉えられているのか気になります。
- 入るなって言われたから入らないと認識しているのか
- 入るなって言われたから余計入ってみたい…なのか
なので、我が家では2重の対策として、こどもにはさらに下記の様に教えています。
- 洗濯機のフタが開いてたら閉めてあげてね
- フタ閉めることができたらすごくいい子だよ!
- パパとママ、うっかりさんだから…頼りにしてるよ!
要は、『洗濯機に入りたい』<『フタを閉めたら褒められる』という条件を子供の中に追加してあげる、というイメージです。
100%効果があるわけではありませんが、やらないよりはマシでしょう。
洗濯機ではなく、洗面所にはカギつける
チャイルドロックがあってもうっかり開いていることもあるし、意図的に開けている時もあります。
ドラム式洗濯機を使うのであれば、もう洗面所にはカギをつけてしまいましょう。これが一番いいです。
どんなに子供をしつけたところで、洗濯機の中に入る時は入ります。これは親のしつけがなっている、なってないに関わらず、子供だって一人の人間です。機械じゃないので100%言われたとおりには動かないんです。
なので、人間の心に期待するのではなく、物理的にガードするのが良いです。
- 注文住宅であれば洗面所の扉にはカギをつけよう
- もう建ててしまっているのであれば、ハウスメーカーの人に相談
- DIYでもできる。玄関ドアのチェーン的なやつを取り付けるとか。
個人的にはカギにしてしまうと、めんどくさくなってカギをかけなくなるのが目に浮かびます。
なので、カギよりも玄関ドアのチェーンみたいなものにしたほうが良いです。それを子供の手の届かない高さに取り付ける。できるだけ高い位置に。子供もかしこいので中途半端な高さだと踏み台使いますから。
まとめ
- 新築にはドラム式洗濯機が欲しくなる。(見栄ですね)
- 使ってみてわかった、洗濯後は乾燥させるためにフタ開けっ放し。
- 子供は言う事聞かない、洗濯機に入ってはダメと言うほど入りたがる。
- 逆に、フタが開いていたら閉めよう、としつけてみる。
- そもそものリスク排除。洗面所にはカギつけましょう。
まぁわたしとしてはドラム式洗濯機というのは、その製品の機能・性能よりも見栄という部分が大きいのではないかと思っています。
ぶっちゃけ、ドラム式洗濯機はいらないかなと思っており、従来の縦型式で良いでしょう。ドラム式洗濯機を買わないというのが最高の閉じ込め事故対策です。
それでも、どうしてもドラム式洗濯機がほしい!という人は、こういったリスクがあるということと、閉じ込め事故対策をよく考えておいてください。