南側窓を曇りガラスにすることの意外なメリット

直射日光-紫外線

曇りガラスはすりガラス、かすみガラスとも言います。
家を建てて住んでみて、意外に曇りガラスにはメリットが多いなぁと感じています。

以前下記の記事を書かせていただきました。
注文住宅で失敗!2階の窓の位置には要注意
曇りガラスはお隣さんとの距離が近い時、目隠しの意味で付けるのが良いです。

我が家は南側に隣接する家との距離が近く、泣く泣く南側の窓を曇りガラスにしました。
「一番日当たりのいい南側窓を曇りガラスにするなんて…」とすごくざんねんに思っていたのですが、これが意外に良かったと感じることが多いのです。

南側の窓を曇りガラスにするメリット

明るさは問題なし、直射日光をやわらげてくれる

南側の窓は一番日が入る窓です。
採光を考えると曇りガラスにするなんてもったいない!
そう思われる人が大半でしょう。

南側の窓は太陽の光が強く入ってきます。
曇りガラスであれば直射日光をやわらげてくれます。

採光・明るさについては問題ありません。
むしろ「まぶしすぎない」と感じています。

窓から太陽が見えてしまうとまぶしすぎるんですよね。
レースのカーテンなんかでやわらげることができますが、結局それだと暗くなってしまいます。

カーテン・シェード不要!

別の部屋の南側の窓は曇りガラスにしていないのですが、直射日光が強すぎるときはシェードをおろしています。

曇りガラスにすると家が暗くなってしまうと思っていました。
実際のところは逆で、曇りガラスじゃないほうがシェードを使ったりして暗くなってしまったんです。

カーテン・シェードをまったく使わずに生活ができるし、カーテンの開け閉め、シェードの上げ下ろしの手間がない!
とても開放的で楽な生活ができます。

紫外線をカットしてくれる

曇りガラスには紫外線をカットしてくれるというメリットがあります。
一条工務店の家の場合は標準でUVカットですが。

心理的なものですが、いくらUVカットと言われても直射日光があたっていてはどうしても気になってしまうのです。
家具や床がぼろぼろにならないだろうか?
直射日光が強く入ってくるとそんな心配をしてしまいます。

曇りガラスだと視界に直接太陽が入ってこないため、心理的にずいぶん心配が少なくなります。

外からの視線を気にしなくて済む

曇りガラスにする一番の理由はこれでしょう。

お隣さんとの距離が近いときは曇りガラスにすべきです。
透明ガラスの場合、昼間はレースのカーテンが必要になります。

レースのカーテンでも物によっては透けて見えてしまいます。
かといって、透けにくいものであればあるほど、部屋が暗くなってしまいます。

曇りガラスであれば、外からの視線はまったく気にすることがなくなります。

曇りガラスのメリットを感じるがデメリットもある

景観が損なわれる

メリットを多く感じているところですが、デメリットもあると思います。
我が家の場合はお隣さんとの距離が近いため、曇りガラスを採用しています。

曇りガラスにしてしまうと外の景色は見えません。
景観を求めて家を建てるのであれば、そちらを優先したほうがいいと思います。

首都圏の場合、景観の良い土地なんていうのはほとんどありませんので。

おわりに

もし注文住宅で、南側の窓を曇りガラスにしようか悩んでいる方がいれば、参考にしていただけるとうれしいです。
まとめますと、曇りガラスでも明るさは全く問題ない、ということです。