一条工務店 オリジナルテレビボードを採用しなかった理由

オプション-テレビボード

一条工務店のオプションに、オリジナルテレビボードというものがあります。
これは家の間取りに合わせてつける、はめ込み式の家具です。

一条工務店の代表的なオプションですね。
リモコンニッチに並ぶぐらいの人気オプションです。

わたしはあえてこのテレビボードを採用しませんでした。
今回はその理由について書かせていただきます。

テレビボードを採用しなかった理由

テレビの配置が変わる

家の中に、テレビをどこに置くか考えながら設計を進めていくことになります。
我が家も図面上はテレビの場所が決まっています。

しかし、実際に住んでみると図面通りの場所にテレビを置いてはいません。
子どもの成長とともにテレビの位置が変わっていくためです。

最初は寝ているだけだったのでテレビの位置はどこでもよかったのですが、これが立ち上がり、歩くようになると、テレビにいたずらをしてしまうんですよね。
そうなると、いたずらできない位置にテレビを移動させたり、柵を作ったり。

結局、図面通りにテレビを配置することができなくなってしまいました。
もしテレビボードを採用していて、テレビの位置を変更できなかったらテレビはぼろぼろにされていたことでしょう。

テレビボードは飽きる

わたしは定期的にテレビボードを買い換えます。
テレビボードって家具の中で一番目につくところであり、家の雰囲気を変えてくれる優れた家具です。
“リビングの顔”なんて表現しても良いでしょう。
そんな家具が一生もの、一生変えることができない、というのは少しリスクが高いと感じました。

本当に高級な家具であればそんなことはないのかもしれませんね。
それでもわたしは定期的に家の雰囲気を変えたくなるタイプですので、高級な家具よりはある程度の価格帯の家具を買い換えるほうが好きです。

人生において、テレビボードを買い換える、選ぶ楽しみがなくなってしまいますね。

圧迫感がある

一条工務店のオリジナルテレビボードは収納力のある優れた家具です。
しかしその分圧迫感がありますよね。

圧迫感のある家具は部屋を狭く感じさせます。
首都圏ではあまり大きな家を建てられないことが多いです。
少しでも家を広くしたい、そんな想いがあるためテレビボードを採用しませんでした。

圧迫感については、壁に埋め込むようにして付けることで改善できると思います。
我が家はあまり大きな家ではないため、そのゆとりがありませんでした。

生活スタイルによってテレビのサイズが変わる

一条工務店オリジナルテレビボードは、大きなサイズのテレビに対応したテレビボードです。
こういった家具には、大きなテレビを置かないとバランスが悪くなってしまいます。

テレビが大きなことはいいことですが、大きなテレビはその分お高いですよね。
もし壊れた時、次回も同じサイズのテレビを変えるのか、そんな心配がありました。

大画面のテレビがずいぶん安くなったとはいえ、それでも50万とかするのもありますよね。
一度買ってしまうと次回もそのサイズで…なんてこともあるのではないでしょうか。

子どもたちが家を出ていったあと、夫婦2人の生活を想像すると、大きなテレビはいらなくなってそうな気がします。
その時には小さなテレビで十分ですね。

おわりに

テレビボードの採用は最後の最後まで悩みました。
結果的に採用はしませんでしたが、この点については後悔はありません。
むしろ採用しなくてよかったオプションです。

家がとても広い、テレビの位置は絶対に変えることはない、買い換えることはない、と断言することができれば、採用しても良いオプションです。