一条工務店の家は高断熱・高気密の家です。
i-cubeやi-smartは業界でもトップクラスと言われていますね。
“高断熱・高気密な家であるために、床暖房を切ってもずっとあたたかい。”
そんなことを書かれているブログをいくつか見かけることがあります。
実際にわたしも暖房を完全に停止して、いつまであたたかいのか実験してみました。
目次
床暖房を停止したらいつまであたたかいのか?
実験は2月の一番寒い時期、雪の降った時期に試してみました。
外気温は0℃付近であり、部屋の温度は常に22〜24℃に保っています。
床暖房を停止した結果、翌日には19℃まで下がり部屋が寒くなってしまいました…。
その後も床暖房は停止したままで、どこまで下がるのか経過を確認。
徐々に温度は下がっていき、1週間で13℃まで下がりました。
つまり、いくら高断熱・高気密な家とはいえ、床暖房を切ったら寒い、ということですね。
よくブログでは”床暖房切ってもあたたかい”といった表現がありますが、時期や地域によってかなり差が出てくると思われます。
わたしの家が断熱性・気密性が低いのか?
わたしの家はi-cubeです。
そのため、i-smartよりも断熱性・気密性は高いはずです。
さらに間取りも工夫しており、窓を小さく、引き違い窓はベランダの1箇所のみです。
すべてはめ込みタイプの窓を採用しています。
こうしたほうが気密性が高くなりますので。
家の形もほぼ真四角にして、家自体が外気と接する面積を少なくしています。
我が家は間取りも徹底して断熱性・気密性を高めています。
それでこの結果でした。
寒くなる最大の要因はロスガードか?
なぜ家がこんなに寒くなったのか?
その原因の一つとして考えられるのがロスガードではないかと思います。
ロスガードは外から取り込むつめたい空気をあたためて家の中に取り込む、という仕組みになっています。
家の中のあたたかい空気を使ってあたためるわけですが、そもそも家の中の空気がつめたかったらあたたかくならないのではないでしょうか?
結果、外からのつめたい空気がどんどん入ってくるため、寒くなってしまう。
床暖房を切ってもずっとあたたかい、そんな状況を作るにはロスガードを止めるしかないような気がします。
止めて良いものかどうかわかりませんが…。
高断熱・高気密の家も暖房切ったら寒い!過度な期待は禁物!
結論としては、いくら高断熱・高気密の家でも暖房切ったら寒いということです。
多くの方が過度な期待を抱いているのではないかと思います。
暖房を切ってもずっとあたたかい、そんな永久機関のような家は存在しないと思われます。
それでも一条工務店の家の性能が高いことには変わりありません。
期待以上の結果ではなかったにしろ、選ばない理由にはならない程度の話ですね。
おわりに
高断熱・高気密の家にはかなり期待を抱いていました。
実際に住んでみてがっかりした、というほどではありませんが、心の中では永久機関のような性能ぐらいに思っていました。
これから一条工務店の家を建てようと考えているのであれば、実際はこんなものだと思っておいたほうが良いでしょう。