- 地盤が強い土地の特徴を知りたい
- 地盤が強い土地を購入したい
- 地震に強い家を建てるためのコツは?
災害の多い日本では、家を建築する際に地盤に着目することが重要です。土地によっては、地盤が軟弱で地震発生時に家が崩れやすかったり、大雨で浸水したりする可能性も考えられます。
こちらの記事では、これから家を建てる方に向けて地盤が強い土地を見分けるポイントをご紹介します。地震に強い家を建てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
地盤が強い土地を見分けるポイント
「地震に強い家」というと、家の耐震性ばかりに目を向けがちですが、土台となる地盤が実はとても重要です。地震の際にテレビニュースなどで映される、傾いた家などは地盤の弱さが主な要因となっています。
水害や液状化現象など災害発生時に起きやすい被害を最小限に抑えるため、地盤が強い土地を選びましょう。
地名の成り立ちを理解する
地名の成り立ちから、地盤の状況を判断できるケースがあります。例えば、「水」や「田」、「谷」など「水」を連想させる漢字の地名は、昔、田んぼや畑だった土地かもしれません。
その他にも、「池」や「沢」など「さんずい」が入っている漢字の地名は、深い湿地帯だったケースがあり、軟弱地盤の可能性が高いと言えます。
一般的に「山」「丘」や「台」が付いている漢字の地名は高い場所を表すとされています。また、「森」「林」「根」は、樹木の根がしっかりはっている良好な土地である可能性が高いです。土地を購入する際は、このような地名を優先的に探すと良いでしょう。
昔の地図を確認する
昔の地図を確認すると、その土地がどのような利用をされていたのかがわかります。「ウェブで過去の地形図や空中写真を見る」と検索して調べてみてください。特定のエリアの現在の航空写真から、旧版地図まで時代をさかのぼって見ることができます。
今は住宅地でも昔は田んぼや畑だった土地の場合、地盤が軟弱である可能性が高いです。
周辺環境を実際の目で確かめる
周辺環境を見ると、軟弱な地盤には特徴が表れています。例えば、建築物の外壁や塀に亀裂が入っていたり、マンホールと道路に段差があったりするなどの現象が発生します。家を建築したい場所が決まっている場合は、実際に足を運んで周辺を散策し、軟弱な地盤の特徴がないかを確認してみてください。
土地探しはまず相場を調べてエリアを絞ろう
地盤が強い土地を探すといっても、範囲が広すぎて調べるのが大変です。土地探しは、始めに土地の相場を調べてから予算にあわせてエリアを絞ると、スムーズです。
土地相場を調べるなら「ウチノカチ」
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地盤が強い土地で安心できるマイホームを
地盤が強い土地を選ぶことで、災害にも耐えられる家を建築することができます。ここで紹介した方法以外に、ハザードマップで土地の状況を確認するのも効果的です。
不動産屋や建築会社にもノウハウがありますので、相談しながら進めていきましょう。