注文住宅は家の仕様を自由に決めることができるのが最大のメリットですが、あまりにも項目が細かくてちょっとしたことでも迷ってしまいます。
わたしが迷ってしまった項目のひとつが家の壁紙、クロスについてです。クロスなんて別になんでもいいじゃん!って思っていたのですが、あまりにも種類が多い上に、みんな似たり寄ったりでどれを選べばいいのかわからなくなってしまいました。
わたしは一条工務店のi-cubeとかいう家を建てていますが、一条工務店の場合とても分厚い辞書みたいなものを渡され、『この中から気に入ったクロスを選んでください』と言われます。
縦模様、または横模様のものや、エレガントな感じがしそうなブラックなものまで、本当にたくさんありました。奇抜なものにして失敗したら嫌だし、かといって無難なものはどれなのかすらわからないんですよね。
いろいろ悩んだ結果、わたしはリビングは『横模様』のクロスを選びました。今回はその理由とメリット・デメリットについて書かせていただきます。
目次
家の壁紙(クロス)を横模様を選んだ理由とメリット
ここではわたしがクロスに横模様を選んだ理由とメリットを一緒に書かせていただきます。
上から照明があたると影ができておしゃれ
横模様と照明の合わせ技になりますが、横模様だと天井からの照明が壁にあたると、影ができておしゃれに見えます。
少し拡大してみると以下の写真のようになります。
クロスが横模様なので照明が当たると細かく影ができます。
実はわたしは旅行に行くと、いつも会員制リゾートホテルに泊まっています。ちなみに東急ハーヴェストクラブとエクシブです。(会員権はそれぞれ車一台分ぐらいの価格はしますが、旅行好きなわたしにとっては十分に価値のあるものです)
会員制のリゾートホテルってどこも高級感あふれる場所が多いのですが、クロスに横模様のものを使っているところがあったりします。
『リゾートホテルのような非日常をリビングで再現したい』、そういう想いから似たようなデザインを意識して横模様を選びました。
見た目の良さ
照明があたっていないときの横模様のクロスの写真はこんな感じです。
わたしが以前住んでいたアパートはグリッド調のクロスでした。縦と横、きれいに線が並んでいるクロスです。
すごく無難なのですが、ちょっとおもしろみがなかったんですよね。そこでわたしの目に止まったのがこの横模様のクロスだったんです。
横模様と一言で言っても、キレイに横一本の線があるというわけではなく、無造作な感じが出ている線です。
アパートのような量産的なクロスとの差別化として横模様のクロスを選びました。
家の壁紙(クロス)を横模様にすることのデメリット
横模様のクロスには実は結構大きなデメリットがあります。人によってはこのデメリットのおかげで選びづらいものになるかもしれません。
つなぎ目が目立つ
わりと致命的なデメリットなのですが、横模様のクロスはつなぎ目が目立ちます。たとえば以下の写真のように。
いかがでしょうか?まるで2枚の画像をくっつけたかのように、真ん中にキレイな1本線が見えますよね。
これは拡大した写真のためかなり目立って見えています。実際にはよく見てみないとわからないですし、壁に近づいてわざわざつなぎ目を探すようなこともしません。
ゆえに大きな問題ではないと思っています。ですが、間違いなく上述したグリッド系のものと比較すると目立ちます。
横模様のクロスはちょっとした冒険。無難にいくならグリッド模様がおすすめ
せっかくの注文住宅ですから、ちょっと冒険して失敗した!なんてことにはなりたくないですよね。わたしとしては横模様のクロスは選んでよかったと思っていますが、どうしても心配なかたはグリッド系を選択するのが無難です。
あるいは、どこか一部屋だけを横模様にするというのもありでしょう。わたしもリビングだけ横模様にしました。
他の部屋はすべてグリッド系のものになっています。さらに言うと色はすべて白にしています。部分的に壁一面を色を変えるとか、おしゃれな感じで憧れますが失敗が怖くてできませんでした。
壁一面だけ何かしたい!というのであれば、クロスで対応するよりもエコカラットのほうがおしゃれで良いかなぁとわたしは思います。
まとめ
以上のことをまとめますと下記の通りです。
- 横模様の壁紙(クロス)は照明があたると影ができてちょっとおしゃれ。
- でも無難に攻めるならグリッド系のほうがおすすめ。
- 本気で壁をおしゃれにしたいならクロスよりエコカラットで対応したほうが良さそう。
横模様のクロスは結果的に見てわたしは選んで正解だったと思っています。やっぱりアパートのクロスと違うというのがだいぶ気持ち変わりますね。
横模様のクロスを選ぶときには、ぜひ照明の位置も気にしてみてください。
みなさんの家作りの参考になれるとうれしいです。